2020年09月05日

花の盛り、株の盛り

花の盛り、株の盛り 綺麗な花だからといって、「いつも」、「いつまでも」咲くわけではありません。「いつも」ということは季節感です。多くの花は春に咲き競いますが、冬とか夏にだけ咲く花もあるのです。「いつまでも」とは、春の、好季節だからといっても、いつまでも咲き続けることはできないということです。

 「花の命は短い」ことで考えれば、自然の摂理は理解できても、いざ「株」となると自然界のことはケロリと忘れて、欲が先立ちます。

 内容の良い「優良株」は、いつでも、どんなときでも、そして、いつまでも活躍するものと思い込みがちです。投資家にとって、優良株は白百合であったり、バラだったり、牡丹だったりというイメージでしょう。しかし、それらの花がいつまでも咲き続けるわけではありません。ここに株式投資の思い違いや錯覚が生まれます。

 たとえば、「景気」との関係でみても、景気が良いことは季節なら春でしょう。多くの花が咲くように、多くの銘柄が景気の良いときは業績を伸ばし株価も上がります。しかし、すべての銘柄が活躍するわけではありません。景気の内容によって、たとえば主役は設備投資か、個人消費か、などによって活躍度合いにも濃淡の違いが出ます。とくに、株式投資経験の浅い人は、優良株を高値圏で買うケースが目立ちます。これは、春、真っ盛りに、花が咲き競っているなかで綺麗だと感激することにも似ています。

 もっとも、最近は、花は温室で栽培されるため季節感はない、と指摘されるでしょう。それも否定はしません。しかし、野に咲き競う自然の花はやはりいいものです。現在の株式マーケットは、温室のように相場をコントロールするようなやり方は許されていません。自然に近いものです。

 長い目でみれば、優良株投資は間違いではありません。しかし、投資成果の芳しくない場合は、草花の季節感を思い出して、今の優良銘柄は、どの季節に当てはまるか、そして、咲き始めてどのくらいになるかを考えてみるのもよいでしょう。
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千里ゆく者は3月(みつき)糧を集む

千里ゆく者は3月(みつき)糧を集む 昔は、今のように外食チェーンが整備されていたわけではありません。小さな旅でも握り飯をしっかりと用意して出かけたものと思います。ましてや、千里にもなる遠出で、しかも、大勢の供となれば時間をかけての食糧集め、行く先々の要所での食糧の準備確保が大切だったと思います。

 このことから、株式投資においても、自分の財産のかなりの部分を投じて投資しようとするときは、遠出の旅をするときと同様に事前の研究にじっくりと時間をかけることが大切と教えています。

 今の相場の世界では、仕手筋といわれると、よからぬ存在のように見られます。しかし、かつて、仕手筋が活躍した時代は、彼らは、大変な研究家でした。たとえば、是川銀蔵氏を仕手筋と称したら怒られそうですが、別子(住友金属鉱山)を大きな相場に仕上げたときも経済から金価格、金埋蔵量などに至るまで、たいへんな量の研究だったといわれます。

 われわれ個人にとって、お金は大切なものです。小額資金で短期間の値ザヤ稼ぎなら相場の勢いを学ぶだけでよいでしょう。しかし、大切な資産運用資金となれば、思いつき程度で投資するのではなく、投資しようとする企業の業績は当然のこと。所属する業界動向などにも時間を割いて研究することが大切です。昔から、『仕事は準備7割』ともいわれます。事前の準備がしっかりしていれば勝てる確率も高くなるのです。
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