2020年09月03日

株価は1ヶ月の出来事と持っている体質で動く

株価は1ヶ月の出来事と持っている体質で動く 相場は人の健康と同じです。お医者さんは、大体、月1回の血液検査等をもとに健康状態を診断されます。もし、前の月に比べて悪いデータが出た項目があれば、患者さんに、「何をしたか」と聞かれます。「酒をどのていど飲んだか」、「睡眠時間はどうだったか」、「運動はどうだったか」など、検査1ヶ月間の患者の行動を細かくチエックされる。それによって、データ悪化の原因を把握し治療と指導をされる。

 仮に、きちっとした日々の生活を送っているにもかかわらず月々のデータが悪いということになれば、「体質」が重要視される。もって生まれたものということになる。「家系に心臓の悪い人はいませんか」といったたぐいの質問である。こうなると、遺伝子の問題であり個人ではどうにもならない。もっとも、最近は遺伝子を解析することで、何歳くらいにどのような病気に罹るかが分かるという。体質が分かれば、発病させないように、日頃、心がけることもできる。

 相場における銘柄観もよく似ている。東証の「適時情報開示」において、原則、1ヶ月間の企業の開示情報を見ることができる。企業の直近1ヶ月間の出来事であり行動である。もちろん、小さな出来事はもっとたくさん起きているが、株価という健康に影響を与える出来事は「東証の適時情報開示」に表示される。今の相場はこの1ヶ月間の行動をベースに動いているところがある。

 当然、1ヶ月以上の出来事については、別の方法でチエックすることになる。その場合、企業も人と同じようにその企業の持っている体質というものが重要になってくる。伝統的に技術に強いとか販売に強いとか。1ヶ月単位の出来事では分からない部分も多い。

 投資家の皆さんも銘柄の健康診断をお医者さんになったつもりでチェックするのもよいのではないでしょうか。
posted by 相場格言 at 20:00 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国策には逆らうな(強い買い材料)

国策には逆らうな(強い買い材料) 以前より、この言葉に対し、国家による相場操縦ではないかと影口を言う人もいます。しかし、政治・政策は特定の人だけの利益を目的としたものではなく、多くの国民のためになることが趣旨ですから、「国策」はマーケットにとって大切なことです。
 かつては所得倍増政策もありました。日本列島改造政策、住宅政策もありました。現在はCO2対策など環境対策、クリーンエネルギー対策などが国策となっています。そして、今なによりも野田新政権にとって最重要政策は、震災の復興や財政の建て直し、景気の底割れを食い止め、景気を浮揚させて失業者を減らし雇用の拡大をはかることです。そのために、ありとあらゆる手を打っていかなくてはなりません。先のことより今のことです。明確な政策が示された時は、逆らってはいけないという、昔からの教えです。
 企業に経営目標があるように、日本株式会社でもある国家には当然、政策があります。置かれている環境が厳しいときほど、その政策もまた強烈なものとなります。昔は、国の政策に便乗して懐を肥やした政治家もいたようですが、一般個人は国策を見極めて、その主役となる関連の産業、関連の銘柄に投資して、大いに投資成果を上げることです。「国策」ほど、はっきりした強い買い材料は他にはないのです。決して、国策には逆らってはいけないのです。
posted by 相場格言 at 15:14 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

割安株投資には忍耐と隣り合わせ

割安株投資には忍耐と隣り合わせ 割安株とは、業績などの内容に比べ株価の評価が低い銘柄のこと。PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)などの投資指標がマーケット平均や、類似銘柄等に比較して著しく低い評価しか与えられていない。

 とくに、最近ではPBRが企業の解散価値評価でもあるPBR1.0倍を大きく下回り0.5倍程度の銘柄が多く、極端な銘柄では0.1倍台というところもある。こういう銘柄の下値は乏しいという注目すべき点はあるものの、その反面、いつ上昇に転じるか分からない悩ましさがある。

 かつて、昭和40年代当時頃なら、こうした割安放置株に目をつけて、好材料のシナリオを描いて強引に買い上げる動きがあった。空売りも誘い込んで一大仕手株相場に育てることがかなり頻繁に行われていた。しかし、仕手筋といわれる「シナリオ的投機家」が否定された今日では割安銘柄はいつまでも割安のまま放置される。現在も投機筋は存在するもののシナリオを描くことはなくモグラ叩きのように動く銘柄に飛び乗り、飛び降りすることが主である。

 このため、今日的相場において割安株に投資するには、「10年先でも構わない」くらいのあわてない投資姿勢が必要である。もちろん、今日明日に必要となる資金では太刀打ちできない。

 「なぜ割安か」ということについてはここでは深く掘り下げないが、ひとことで言えば、要は人気がないからである。もちろん、いつ人気が出るのか分からない。まさに、人気の出るまで忍耐あるのみである。長く相場を見てきた身には相場環境の変化の大きさには感慨深いものがある。
posted by 相場格言 at 13:03 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

相場と金(かね)は貪欲で臆病

相場と金(かね)は貪欲で臆病 お金(かね)というものは1円でも有利なところを求めて貪欲に動きます。しかし、一方で少しでも危険を感じとったらすぐに逃げ出します。相場の世界もまったく同じなので、このことをよく肝に命じて取り組みなさいという教えです。

 こうした雰囲気は金銭感覚に鋭い女性の方が実感として分かりやすいと思います。女性の場合、チラシなどで同じ品物が10円も違うと数キロくらい遠くでも、安い店に出かけて行きます。この点、男性の場合は、夢とかロマンといった大きい話を先行させることが多く、10円、20円の差は馬鹿にしてしまうところがあります。この意味では、この格言は男性に当てはまる言葉だろうと思います。

 とくに、「為替相場」において、お金の貪欲さと臆病さの両方をはっきり見ることができます。ある国の金利が上昇し始めたとしますと、国境を跨いで動き回っている資金は見逃しません。金利の高いその国に入っていきます。今まで保有していた通貨を売って、金利の高い通貨を買うのですから、金利を引き上げた国の通貨、つまりその国の為替相場は高くなります。世界を駆け回る資金は非常に額が大きいためコンマ数パーセント金利が違うだけで大変な儲けの差になりますから金利に対してはことのほか貪欲です。女性の少しでも安い値段のチラシ感覚です。

 多くの場合、インフレを抑えるために金利を引き上げます。しかし、仮に強烈に物価が上がるということは、その国に、「物を供給できる能力がない」か、あるいはその国が「世界に輸出できる得意な物を持っていないため資金不足から必要な物を購入できない」か、という問題があります。とくに、世界で外貨を獲得できる強い製品等を持っていない場合は、往々にして政治が不安定で国民に勤勉さがなくなっていることが多いのです。いつ、その国で政情不安が起きて、デフォルト(債務返済不履行)になるか分からない不安があります。

 つまり、金利の高いことだけに目が行っていると、元金まで無くすことにもなりかねません。ここにお金の臆病さがあるわけです。仮に、名もない筆者が3割の利息を払うから1億円貸して欲しいといっても、誰も相手にしてくれません。元金が返って来なくなる心配があるからです。

 しかし、世の中には、金利の高いことをエサにした悪質商法の報道が後を絶ちません。金利が高いことは信用がないことであり安心できません。少しでも有利なものを求める気持ちは大切ですが、お金が本来持って持っている「臆病さ」も忘れないようにしましょう。
posted by 相場格言 at 10:24 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

当り屋につけ、曲がり屋には向かえ

当り屋につけ、曲がり屋には向かえ 資本主義社会は、戦いの場であり、ゲームの世界でもあります。奇麗事なしで言えばパチンコ、トランプ、マージャンなどと変わりません。勝ち負けの世界です。言うまでもなく、勝負の世界は日頃の「鍛錬」と、実際に戦いの場に臨んだ時に、周囲の状況を見て判断する「冷静さ」が非常に大切です。冷静さを失うと、即、負けにつながります。株の世界は、もっと厳しい勝ち負けです。

 資産額がほぼ同じ、2人の投資家がいたとします。どちらも日頃の勉強には努力を惜しみません。しかし、実際の売買に臨み、売買を重ねて行くと、同じ力量なのに、両者に差が生じるものです。こうした場合のほとんどは「冷静さ」の違いが大きな原因となっているものです。一度、負けるとカッとして冷静さを失い、それが、さらに損の上積みとなって行きます。

 相場では、『休むも相場』と教えています。うまく行かないときは休んで冷静になる気持ちが大切です。マーケットで当たっている投資家は冷静さを持っているのです。反対に、外れている、いわゆる曲がり屋は、なんとかして儲けたいという「あせり」で冷静さを欠き損の上塗りとなっているのです。

 あせりは、台所事情から来る場合も多々あります。外国人投資家はサブプライムローンでやられ、なんとかして取り返したいとの思いから、ほとんど曲がっていました。このため、マーケットでは外資系は売り逃げたいために『売りたい強気』を装っている、レーティングを引き上げたら売っておけばいい、と言われたものです。いわゆる曲がり屋だったのです。

 現在は外資系証券の中には本来の当りを取り戻しつつあるところもあります。個人投資家は資金が少ないのですから、こうした大口投資家が当り屋か曲がり屋かをよく見ておくことも大切です。
posted by 相場格言 at 10:23 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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