2019年07月29日

相場は悲観の中で生まれ懐疑とともに・・=犬丸正寛の相場格言

■相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える

■相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える

相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える アメリカの有名な相場に対する教え。相場の底から天井までの大きなサイクルを心理面から学ぶのに役立つ。

 格言は古今東西、先輩の方々の貴重な教えです。しかし、その通りだとは思っても、言葉の通り実践できないのが人間です。

 今のアメリカは、まさに、「悲観」の真っ只中です。トンネルの中の暗闇状態です。きっと、後で振り返れば底だったと分るはずです。

 日本の投資家も痛手は被っています。しかし、バブル崩壊は経験済みです。アメリカほど心理的には追い込まれていません。今こそ「タネ(種)玉」つくりの買いをしようではありませんか。

2009-02-20 17:13 に掲載の記事
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真の底は戦い終わった戦場のごとし=犬丸正寛の相場格言

■真の底は戦い終わった戦場のごとし

真の底は戦い終わった戦場のごとし 今回のサブプライム問題に端を発した下げ相場では、買い方、売り方の大きな戦いが続いています。しかし、NYダウにしても日経平均にしても大きく動いている間は、まだ底値とは言えません。特に、商いを伴って上に下にと動くことは、たとえば関が原のような戦いなら、兵士があちこちで刃を交えている状態です。

 本当に戦いが終わるには、どちらかの兵が完全に負けてしまうことです。そして、戦場には静粛の時が帰ります。株で言うなら、今度のような大きな悪材料では買い方が投げ切ることが必要です。今のように下げては戻し、また下げる動きでは完全に投げ切っていないのです。

 投げが一巡すれば、戦いが終わった戦場のように静かになります。マーケットでは、これを『閑散に売りなし』と表現して相場が陰の極に達したと判断します。

2009-02-18 16:36 に掲載の記事
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相場賢者はよく聞き、相場下手は語る=犬丸正寛の相場格言

■相場賢者はよく聞き、相場下手は語る

相場賢者はよく聞き、相場下手は語る 相場に限ったことではありません。実生活においても、能弁な人が、言った通り実行しているかと言えばそうでもありません。今の世の中、「沈黙は金」なんて流行(はや)らない時代です。小さい子供たちも、学校で黙っていたらイジメに遭います。大いに語り、大きい声を出して存在感を出さないと、よってたかってイジメです。よくないですね。結果、世の中、あっちもこっちもバラエティ化してしまって、腕芸より口芸が発達です。

 相場についても多くの投資家は強弱感を語るのは活発です。しかし、現実は多くの人が損失です。「ああ、うう」だけの受け答えだけでは困りものですが、バラエティ社会は見直したほうがよいでしょう。「有言実行」は難しいものですが、少なくとも、相場では「不言実行」で行くのも、どうでしょうか。

2009-02-17 16:28 に掲載の記事
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2019年07月26日

相場は売りか買いかだけにあらず=犬丸正寛の相場格言

■相場は売りか買いかだけにあらず

相場は売りか買いかだけにあらず 「買いか、売りか」の判断をするクセをつけることは大切です。しかし、この2つだけに限定した考えは危険と教えています。買えないのなら売ってみよう式で、いつも買ったり、売ったりしていると疲れて、大局が見えなくなる心配があります。時には、相場から一歩離れて休んでみなさいというアドバイスです。買い、売りだけでなく休みもあるということです。

 もちろん、デイトレーダーの人には「休んでなんかおれない」との意見もあるでしょう。それは、否定しません。ここでは、人生を楽しみ、その人生を豊かにするための投資もあるというスタンスです。そのためには、じっくりと景気、企業業績をウォッチして、投資するのが良いと思います。チャンスが来るまでは待つ心が成功への道でもあります。

2009-02-16 15:41 に掲載の記事
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相場強弱聞くは1人と心得よ=犬丸正寛の相場格言

■相場強弱聞くは1人と心得よ

相場強弱聞くは1人と心得よ 相場見通しに迷ったら、人の意見を聞きたくなるものです。しかし、あまり多くの意見を聞いていると、かえって、分らなくという教えです。

 1人だけというのは極論としても、せいぜい2、3人までとしたいものです。

 とくに、ご自身が優柔不断な性格だと自覚なさっていればなおさらです。日頃から、この人の意見は、という人を見つけておきます。

 新聞、雑誌でも構いません。その人の言っている意見はじっくり聞いてみます。そして、自分の意見と、どこが同違うのだろうと摺り合わせすることです。そのほうが多くの意見を聞くより効果的です。

2009-02-15 16:10 に掲載の記事
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相場は遠く2割で足元8割=犬丸正寛の相場格言

■相場は遠く2割で足元8割

相場は遠く2割で足元8割 相場に限らず、日常の生活や仕事でも日々の積み重ねが大切です。「夢」を抱くことは決して悪いことではありません。しかし、夢ばかりを追いかけて、日々のやるべき努力を怠っては、夢は実現しません。

 と言って、あくせくして、日々のことに埋没して社会の変化、その中で将来のあるべき姿を見失ってはいけないという教えです。

 相場では、日々の動きをしっかり把握することが大切です。と同時に、時々は顔を上げて遠くの山を眺めるように、方向性を確認することが大切です。

2009-02-13 15:34 に掲載の記事
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2019年07月25日

下値の3点同値は買いに歩あり=犬丸正寛の相場格言

■下値の3点同値は買いに歩あり

下値の3点同値は買いに歩あり 「3点同時」とも言います。日足で終値が3日間、同じ値段の続くこと。週末値段でも3週同じ値段の続くことを言います。個別の株価でも、日経平均などの指数でも、使うことができます。下げてきた株価が、3回もお同じ終値となるようなら底値が固まったと判断できます。

 チャートで底入れの確率が高いものに「二番底」があります。これに、負けぬくらい確率の高いものです。「終値」というのは、日足ならその日の最後の値段。週足なら週末の最後に取引された値段です。その日の取引、その週の取引はそれ以上ないのですから、明日につながる大切な値段です。明日の相場が弱いと予想されるなら、終値はその日に取引きされる中で、安く終わるはずです。

 そのような大切な意味合いを持つ終値が3日間(あるいは3週間)の続くことは、下値に対する抵抗力がついていると見ることができます

2009-02-11 16:23 に掲載の記事
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当り屋にはつけ、曲がり屋には向かえ=犬丸正寛の相場格言

■当り屋にはつけ、曲がり屋には向かえ

 ここでいう「屋」とは、証券会社が「株屋」といわれていた昭和40年代初め頃までのことを指しています。さらに、当時は、特定の株を買い集めて人気化させる仕手集団が数多くありましたから、仕手集団を指して呼ぶ場合もありましたし、今のようにパソコンのない時代は独特のケイ線で相場を予測していた個人の相場占い師のような人もたくさんいましたから、そういう人を指して「屋」と呼んでいました。

 相場予測の難しさは今も昔も同じで、当て続けることは不可能です。昔、相場で大儲けして大阪の中ノ島公会堂を寄付して建てた相場師も最後はピストル自殺しています。有名な仕手集団も兜町、北浜に登場して、一時は華々しく活躍したもののほとんど消えていっています。こうした、時々の相場で活躍する主役の人をウォッチして、ちょうちん買いしようというのが、この当り屋につけという教えです。したがって、ちょうちんをつける人達は、どの銘柄がいいかと、自分で銘柄を選ぶことはしません。「何がいいか」ではなく、買いの中心人物は誰かという「誰が」ということに一番の関心を置いているのです。極論すれば、どんな銘柄でもよく、無配で赤字企業で、場合によれば倒産の心配があるような銘柄でもいいのです。その人の奨めている銘柄が、最近、当っているというだけでいいわけです。

 ところが、世の中というものは冷淡です。いったん外れ始めたら、つまり、
曲がり屋」のレッテルを貼られて、その人が買っているというだけで、逆にカラ売りも含めて売り向かう動きをとるのです。過去の栄光などまったく通用しないのが株の世界です。

 だけど、よく考えてみますと、株だけでなく、われわれの身の回りでも似たようなことはかなり起きています。たとえば、社長候補だった役員が、なにかの理由で可能性がなくなると、多くの社員は手の平を返すことまではしなくても冷たくなるものです。現在の実業界では、勝組企業、負組企業として、相場でいえば当り屋、曲がり屋として色分けして、株価には相当の開きが出ています。今をときめく、楽天ライブドアは、もちろん当り屋であることは間違いないが、あの当り屋だったソニー

2005-03-28 15:13 に掲載の記事
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商いは買い手がいるうちにやれ=犬丸正寛の相場格言

■商いは買い手がいるうちにやれ

 欲を出さないで、買いたいという人がいる間に売りなさいという教えです。商売は売り手と買い手で決まるわけですから、当たり前の話ですがですが、人間には欲がついていますから、現実はなかなか思うようにいかないものです。とくに、精魂込めて作った品などは、思い入れも強いため、もう少し粘れば高く売れるだろうと、つい欲を出しすぎて売り損ねてしまうことになってしまいがちです。

 買いたい人がいる間といえば、小さい頃の村祭りの屋台を思い出します。祭りもそろそろ終わりという頃合に一気に売り切ってしまう上手な店もあれば、売れ残してしまう店もありました。子供心に、見事に売り切ってしまう店のおじさんを見て感心したものです。大阪天王寺にある四天王寺のような多くの参拝者が押しかけるところと違って、小さな村祭りではタイミングを失したら売れ残るだけです。

 株の世界でも同じです。新日鉄のような発行株数の多い大型株と新興市場銘柄のような発行株数の少ない銘柄では、四天王寺と村祭りくらいの違いはありますが、しかし、発行株数の多い銘柄には取引きする株数も多くなりますので、大型銘柄といえど注文の潮時を間違えると売り損ねて、多くの株を抱え込んでしまいます。こうしてみますと、買い手がいる間とは、多くの人が買いたいと思っている時、ということになります。多くの人が、欲しい、買いたいと思う時は一種独特の雰囲気があって勢いがある時です。こういう時に売りなさいというのですから、よほど己に克つ強い気持ちの持ち主でなくてはいけません。だから、分かりきったことが格言になっているのではないでしょうか。

 少し補足して、デジタル的に言えば、仮に、参加者100人の人がいて、90人までが買い込んだら、残るのはわずか10人です。少し値段は安くても、買い手が20人、30人と残っている間に売るほうが楽に売ることができるはずです。

2005-03-10 12:58 に掲載の記事
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2019年07月23日

知ったらしまい=犬丸正寛の相場格言

■知ったらしまい

 「しまい」とは、仕舞うということですから終わりという意味で、関西では、「終わりや」といいます。商売では、今日は、日が暮れたからもう店仕舞いしようよ、というご苦労様の意味合いが込められていますが、相場においては、ねぎらいなどどいうやさしさではなく冷淡なものです。

 少したとえがよくないとは思いますが、知ったらしまいは、男女の関係に似ていると思います。気に入った素敵な女性には、われわれ男性は皆、熱心にアプローチします。食事に誘い、誕生日を聞きだしてプレゼントしたり、仕事が残っているのにドライブに誘うなど熱心なものです。もちろん、人間だけではなく動物の雄は同じで、札幌空港の近くに、川を上ってくる鮭を捕獲するインディアン水車と日本一大きい水槽を持ったシャケふるさと館があります。ここでの雄のアプローチはユニークです。当然、体の大きい雄が優位なわけですが、体の小さい雄が身体の模様を変え雌に変身して油断させ雌に接近して思いを達します。いったん、男は親しくなってしまうと、恋愛の時の気持ちはどこかへいって冷たいものです。まさに、知ったらしまいです。

 実は、個人投資家が一番間違いやすいのが、このあたりの呼吸を飲み込めないことです。こんなに良い材料が出たのだから上がるはずと思い込んでしまうのです。ところが、男女の恋愛期間と同じで、既に、その好材料が発表となるまでにアツアツ期間があったのです。とくに、最近、ネット取引が活発になってからそうした動きが顕著です。

 たとえば、ある企業の7〜9月の第2四半期の決算が発表され、経常利益が前年同期間に比べ40%増益だったとします。普通に考えれば美人にも匹敵する良い数字ですが、前年比較で良かったからといっても株価は反応しません。事前予想に対してどうだったかをみるのです。事前予想と同じ程度だったら利益確定の売りが先行して下げ、まさに知ったらしまいとなってしまうのです。経営者の方々も、好決算発表で評価されると期待しても、反対の動きでがっくりされるのではないでしょうか。

2004-12-23 11:41の記事
posted by 相場格言 at 13:37 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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