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2017年05月27日

株は千里を行って千里を帰る

株は千里を行って千里を帰る 虎は1日に千里の道を往復するという中国の諺からきている言葉です。普通、ここでいう虎の場合は2つの意味で使われています。(1)1日で千里も往復するという元気、勢いのよさを表す場合、(2)自分の子供のことを想って千里の道でも帰ってくる、という子供を想う親の気持ちを表している場合、の2つです。

 株式の格言で使われるときは、勢いのよさを表す言葉として捉えられているとみてよいでしょう。ただ、込められている意味合いとしては、気をつけなさいという注意が強いように思われます。つまり、虎は行く(値上り)だけではなく、帰って来る(値下がりする)という両面をみることが大切ということです。

 「虎のように元気よく値上りする銘柄ほど、元のスタート位置に戻るのも早い」という意味です。したがって、有頂天にならず、深追いは避けたほうがよいと説いています。とくに、1日に千里を行って千里を帰るという虎のように勢いのある銘柄となると、そう多くはありません。

 ほとんどの場合は、「仕手株」といわれる人気株が虎の千里に当てはまる銘柄です。何年もかけて、数倍に値上りする場合は、下げる時、つまり元の位置に帰って来る場合も多くの時間がかかりますが、短期間に急騰した銘柄は、短期間に急落することが多いことから、このような言葉になっていると思われます。

 類似した格言に、『急騰は急落に通じる』、『短期急騰ほど往って来いは早い』などがあります。往って来い、とは元の水準まで戻るという意味です。かつては、中山製鋼、グリコ、三光汽船などの北浜仕手株といわれた銘柄が短期急騰、短期急落となったものですが、最近では新興市場の小型銘柄に、虎の千里に当てはまるような銘柄が多いのではないでしょうか。昔のように仕手が介入したためではなく、発行株数が非常に少ないところへ人気が先行するため急騰につながることがあります。

 世の中はすべてにおいて、スピードアップしていることは間違いありません。経営ものんびりはやっておれないのは事実ですが、短期間での成長を狙うと消えて行くのも早いことを肝に命じておくべきでしょう。
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2017年05月25日

出遅れ株は深追いするな(天井つかみ懸念)

【過去の記事を紹介=2009-07-01 17:00】

出遅れ株は深追いするな(天井つかみ懸念) 相場の最終場面で買われる出遅れ銘柄は、天井つかみとなる懸念が強いので深追いせず短期勝負を心がけるのがよいという教えです。言葉にすれば簡単でも、なかなか実行できないのが相場の難しいところですが、投資相談で一番多いのも、実は、出遅れ銘柄に対するものです。失敗しないためにも、投資にあたって心しておきたい格言です。

 では、出遅れ銘柄とは、どのような銘柄でしょう。出遅れというからには、比較する対照があるはずです。株式市場で真っ先に買われる銘柄は、(1)将来に対する夢があり、(2)発行株数があまり多くない小型株で、(3)現実の業績もまずまず、という銘柄です。今なら環境、資源・省エネルギー、高齢化、人手不足、防衛などに関連した銘柄で、投資家の多くが先行きに期待を持つ銘柄です。当然、こうした人気のある銘柄はマーケットで先行して買われ、しかも、マーケット全体を引き上げることに大きく貢献します。

 しかし、人気株といえども、いつまでも上がり続けることは無理です。そうなってきますと、投資家の目は、動いていない銘柄、つまり出遅れ銘柄に移ることになります。時流に乗る材料はないけれど、財務内容が良く、利益水準も高い、という共通点のある銘柄です。指標でみれば、PER(株価収益率)が全体の平均より低く、PBR(株価純資産倍率)も1倍前後と低く、配当利回りが2%近くあるような銘柄です。つまり、割安銘柄です。しかし、ここで、大切なことは割安銘柄に対して過大な期待をかけないことです。『割安に買いなし』の格言もあるように、割安に置かれているにはそれなりの理由があるからです。夢がなく人気のない銘柄だから、先行して買われることがなく割安に放置されているのです。

 日経平均との関係でみますと、日経平均は人気銘柄と共に上昇し、人気銘柄の頭打ちと一緒に最初の天井をつけます。一番天井といいます。その後、調整して、日経平均は出直ってきますが、この出直りで買われるのが出遅れ銘柄です。残念ながら、こうした出遅れ銘柄は人気性に乏しいため上値には限界があり、日経平均は一番天井を抜くことができず、二番天井をつけて大きな下げに向かいます。

 このように、出遅れ銘柄は相場の最終局面で買われることが多く、『底値100日、天井3日』の短命相場となってしまいます。とくに、投資家の皆さんが出遅れ銘柄で失敗するのは、指標面で割安のため、もっと上に行くだろうと過大な期待をかけてしまい、売り時を逃してしまうことです。相場の世界では、「大器晩成」はなく、良い銘柄から買われるのです。
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2017年05月23日

卵はひとつの籠に盛るな(分散投資が大切)

【過去の記事を紹介=2009-06-30 17:00】

鬼より恐い一文新値(強烈な天井) 高値をつけた相場が調整安のあと、再度、買われてきた時、最初の高値をわずか1文しか更新できなかった場合、強烈な天井になるという教えです。
 1文」とは、江戸時代の穴の開いた通貨です。書物を紐解くと、全国の金銀の鉱山を支配下に置いた江戸幕府によって、わが国で初めて全国統一規模の通貨制度、即ち金、銀、銅の3種類による「三貨制度」が出来上がりました。それぞれに単位があり、金貨が両・分・朱、銀貨は貫・匁・分、銭貨(銅)が貫・文となっていて、現在の「円」という統一単位で生活している我々からみると大変ややこしいものだったと思います。ここでいう1文は現在の1円玉と同じといえるでしょう。
 相場とは、昔は米相場などの商品が中心です。今のようにパソコンでデータ管理ができているわけではありませんから、厳密に以前の高値がいくらだったか分からなかったと思われますので、ごく短期間の高値を意味したものだと思います。
 現在で、信用取引の通常の決済期限である6ヶ月程度とみておけばいいと思います。日経平均株価などの指数でも個別銘柄でも通用する格言ですが、例えば、Aという銘柄の3ヶ月前の高値が1000円で、一旦、700円程度まで調整した株価が買い直される時、大体3つのケースがあります。950円程度までしか買い直されないケース、先の高値とほぼ同じ1000円まで買われるケース、そして、一気に1100円のように高値を大きく更新するケースです。
 問題なのが2番目のケースで二番天井といわれるものです。1番目のケースなら戻したものの弱い動きであることが認識できるため持株を手放すなどの対応ができますが、同じ値段まで戻すことで持株を手放すどころか、逆に強気になって買い増しさえする心理となってしまうのです。しかも、1001〜1010円のようにわずかだけ高値を更新して、いかにも強く見えるのに伸び切れず天井となってしまう、投資経験の豊かな人でも高値更新で買ってしまうため、鬼よりも恐い1文新値と言って、嫌がっているのです。
 前の高値を抜いたところで買えば、比較的楽に儲けることができるという安易な考えがあるためですが、実業の世界でも同じではないでしょうか。商売などでは2匹目のドジョウや2番煎じなど相場の二番天井に近い言葉があり、安易さに対し警告しています。
 他社が売り出した商品について、リスクがないと判断した上で、後追い展開するビジネスモデルの大手家電もありましたが、結局はリスクが取れない二番天井型経営となって長い目でみれば元気のない体質となってしまいます。鬼より恐いモノマネ経営といえるのではないでしょうか。相場での銘柄発掘、企業の新製品開発などやはり積極的に取り組んで行く姿勢が大切といえるでしょう。
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2017年05月20日

下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する

下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する もちろん、下値不安のなさそうな銘柄にじっくり投資することを否定するものではありません。実際、大口の機関投資家等は3〜5年といった期間を設定してじっくり投資を行っています。投資を極論すれば、「値上り狙い」と、「配当狙い」になるはずですから、もし、あなたが値上り狙いに主眼を置いているというのなら、下値不安の乏しい銘柄中心では多くの果実は期待できないでしょう。

 下値不安のないことが「とりえ」という銘柄は、全般相場上昇の最終局面で少し買われるていどにとどまるはずです。「子供は暴れん坊くらいがちょうどいい」といわれるように相場においても荒い値動きをする銘柄ほど値上り狙いの妙味があるのです。

 怖いというだけで、気持ちは値上狙いにも関わらず、下値不安のない銘柄ばかりに投資していたのではイライラするだけでほとんど成果が望めないと思います。株投資でTOPIX等の指数以上の値上りを取ろうとするなら元気のよい銘柄を研究するべきだと思います。
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2017年05月18日

鬼より恐い一文新値(強烈な天井)

【過去の記事を紹介=2009-06-29 17:00】

鬼より恐い一文新値(強烈な天井) 高値をつけた相場が調整安のあと、再度、買われてきた時、最初の高値をわずか1文しか更新できなかった場合、強烈な天井になるという教えです。
 1文」とは、江戸時代の穴の開いた通貨です。書物を紐解くと、全国の金銀の鉱山を支配下に置いた江戸幕府によって、わが国で初めて全国統一規模の通貨制度、即ち金、銀、銅の3種類による「三貨制度」が出来上がりました。それぞれに単位があり、金貨が両・分・朱、銀貨は貫・匁・分、銭貨(銅)が貫・文となっていて、現在の「円」という統一単位で生活している我々からみると大変ややこしいものだったと思います。ここでいう1文は現在の1円玉と同じといえるでしょう。
 相場とは、昔は米相場などの商品が中心です。今のようにパソコンでデータ管理ができているわけではありませんから、厳密に以前の高値がいくらだったか分からなかったと思われますので、ごく短期間の高値を意味したものだと思います。
 現在で、信用取引の通常の決済期限である6ヶ月程度とみておけばいいと思います。日経平均株価などの指数でも個別銘柄でも通用する格言ですが、例えば、Aという銘柄の3ヶ月前の高値が1000円で、一旦、700円程度まで調整した株価が買い直される時、大体3つのケースがあります。950円程度までしか買い直されないケース、先の高値とほぼ同じ1000円まで買われるケース、そして、一気に1100円のように高値を大きく更新するケースです。
 問題なのが2番目のケースで二番天井といわれるものです。1番目のケースなら戻したものの弱い動きであることが認識できるため持株を手放すなどの対応ができますが、同じ値段まで戻すことで持株を手放すどころか、逆に強気になって買い増しさえする心理となってしまうのです。しかも、1001〜1010円のようにわずかだけ高値を更新して、いかにも強く見えるのに伸び切れず天井となってしまう、投資経験の豊かな人でも高値更新で買ってしまうため、鬼よりも恐い1文新値と言って、嫌がっているのです。
 前の高値を抜いたところで買えば、比較的楽に儲けることができるという安易な考えがあるためですが、実業の世界でも同じではないでしょうか。商売などでは2匹目のドジョウや2番煎じなど相場の二番天井に近い言葉があり、安易さに対し警告しています。
 他社が売り出した商品について、リスクがないと判断した上で、後追い展開するビジネスモデルの大手家電もありましたが、結局はリスクが取れない二番天井型経営となって長い目でみれば元気のない体質となってしまいます。鬼より恐いモノマネ経営といえるのではないでしょうか。相場での銘柄発掘、企業の新製品開発などやはり積極的に取り組んで行く姿勢が大切といえるでしょう。
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2017年05月16日

利食い千人力

【過去の記事を紹介=2009-06-26 17:00】

利食い千人力 仮に、買った株が100万円儲かっていようとも、利食いして利益を確定しないと、本当に儲かったことにはならないので、欲を出し過ぎないで利食いすることの大切さを説いている言葉です。

 儲かっていても、それは、あくまで評価益であり、含み益であり、非常に流動的なものなので、もしアメリカで起きた同時多発テロのような突発的な大きい悪材料が出たら、含み益は吹っ飛んでしまいます。

 とくに、現物株投資に比べ、リスクの大きい、お金を借りて株を買う信用取引においては、相場見通しに迷いが出たら、利益の出ている間に利食っておきなさいと強く教えています。

 1000円の株を1万株買うと購入代金は1000万円ですが、信用取引の場合、通常は30%の300万円を担保に差し入れて、1000万円相当の株を買います。

 もちろん、借りたお金には、結構、高い金利がかかります。もし、この例で、買った株が1000円から700円に下がったらどうなるでしょう。自分の能力範囲で買う現物投資なら、「あー、あー、下がったか。上がるまで待つか」と、自分さえ納得すればすみますが、信用取引ではそうはいきません。ある意味で、借金取りより厳しいのが、信用取引の担保切れによる「追証」の要求です。

 株価が300円値下りすれば、1万株ですから300万円の損失です。差し入れた担保保証金300万円は吹っ飛びます。株価700円に対し、さらに30%の210万円の追加保証金を差し入れるように厳しい要求がきます。追証に応じるか、700円で売却して最初に差し入れていた300万円で穴埋めするか、さらに700万円出して現物で買い取ることになります。

 信用取引の場合は買い値から10%上昇したら売るといわれます。このことから、売って懐に入れてしまえば、千人の味方にも匹敵するという意味で、「利食い千人力」の格言が説得力をもつのです。利食ってしまえば、誰からも文句を言われることはないのです。

 戦後の高度経済成長の時代には、土地の値段は右肩上がりでしたから、借金(株なら信用買い)してでも土地を買っておけばよく、土地については「利食い千人力」の言葉は当てはまりませんで、むしろ、土地を持っていない人や企業がバカ呼ばわりされた時代でした。1990年のバブル天井で一転、土地は急落、借金で土地を持っていた企業ほど厳しい状況に追い込まれて、最悪のケースでは経営破たんとなってしまいました。個人も企業も、世の中というものは、ほどほどがいいようで、有頂天や迷っているなと思うときは、この格言を実行したいものです。
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2017年05月13日

人も相場も好悪を愛でる(長所も欠点も共に愛する気持)

人も相場も好悪を愛でる(長所も欠点も共に愛する気持) 人を愛するときは、先ず、その人の良いところ、チャーミングなところに目が行くのが普通で自然です。しかし、お付き合いが長くなってくると、気のつかなかったことが、いろいろと見えてくるものです。ましてや、結婚生活となると、好きだ、惚れただけでは生活できません。必ず、人それぞれには、小さいときからの生活、とくに親からの刷り込みで、知らず知らずとクセを身に纏っているものです。

 歯磨きチューブが曲がったままとなっているのが嫌で離婚したという話もあるほどです。人を愛し、共に歩む以上は相手の良いところだけでなく、少々の欠点も一緒に愛する気持ちが大切ではないでしょうか。「良いところ取り」、だけでは社会生活はうまくいかないと思います。

 相場でも似ているのではないでしょうか。マーケット、あるいは投資しようとする銘柄には、必ず、良いところ、物足りないところがあります。人間でも若い時は、素敵、可愛いが先に立って、「恋は盲目」、といわれるようになるものです。文学の世界ならそれもいいのでしょうが・・・。

 相場という勝負の世界は、「ホレタ、ハレタ」では勝てません。特に、株初心者は材料の良いところだけに目が行きがちです。表と裏の両方があってコインが形つくられているのと同じです。相場にも、必ず、好悪材料の両方が存在するのです。同じ材料でも、買いだと思う人がいれば、反対に「空売り」(株券を借りて売る)をする人までいるのです。惚れた相手の長所も欠点も共に愛する気持ちで、投資に臨むことが大切です。少なくとも、分かっていればあわてないですむはずです。
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2017年05月11日

日本人が来れば天井

【過去の記事を紹介=2009-06-25 17:00】

日本人が来れば天井 外資系のファンド等の間で囁かれる言葉です。為替でも株でも土地でもなんでも日本人が群がって買ったら天井ということのようです。特に、昭和40年代頃の高度経済成長時代の日本人はその傾向が目立っていたようです。

 もともと、われわれ日本人には、目立たず、控えめが美徳とされ、お上や年配者の言うことは正しいと教え込まれてきました。資源のない日本が、ひとりひとり、ばらばらでは発展できなかったのです。とくに、徳川幕府の長く続いた江戸時代にこうした礎ができたといえます。ましてや、長い鎖国の反動で外国人に横文字を使われると、すぐに信じる傾向がありました。外国人投資家が買っているというだけで日本の投資家はチョウチン買いしました。「トウキョウ・キャピタル・ロード」といった、もっともらしい横文字で東京湾岸の土地持ち銘柄を買い漁って、日経平均3万8915円の富士山級の高値をつけました。

 経済大国日本を「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とおだてて、アメリカ中心地の土地を買わされて天井。彼ら外国人は、日本人を疑問を持たず、横並び意識が強く、バスに乗り遅れまいとする意識の強い国民と見ています。もっとも、最近の日本人は利口になって横文字を使って、おだてられても簡単には乗らなくなりました。それでも、「レーティング」と言った横文字を使うなど、あの手この手で日本個人投資家の懐を狙っています。イチローさんがアメリカの選手を向こうに回して戦っているように、われわれ日本の投資家も青い目の投資家に負けないようにしたいものです。早く、こうした言葉がなくなり、逆に、『外国人投資家の反対をやると儲かる』くらいの格言を作りたいものです。
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2017年05月09日

大きな上放れ、下放れには素直につけ

【過去の記事を紹介=2009-06-24 18:00】

大きな上放れ、下放れには素直につけ 長期間にわたって保合った相場が大きく上下に動いた時は、理屈抜きで素直にその動きについてみなさいという教えです。

 相場が保合うときは、強気と弱気が入り乱れて、上にも下にも行くことができない膠着状態のときです。それでは、どのような相場局面で保合いが出るのかをチャートで眺めてみますと、大きく分けて、(1)底値圏での保合い。(2)中段での保合い。(3)高値圏での保合い。の3場面があるといえます。

 底値圏では景気が悪いなどの理由で下げてきた相場が下げなくなった時です。この局面では依然として景気指標などが悪く、多くの人が弱気に傾いています。しかし、弱気の多い割に相場が下げなくなったことは、売る人がかなり売り切ったからです。このような局面では、『相場は相場に聞け』という格言が役立ちますので思い出してください。

 中段での保合いでは、底値圏から上昇してきた相場の上値が重くなることですが、このようなケースは安値から3割ていど上昇したときが多いようです。

 そして、高値圏での保合いは、相場が安値から2倍ていど上昇したときにみられます。経済、企業業績などのファンダメンタルズは良いのですが、投資家に「もういいだろう」という心理が芽生え、利益確定売りを出したり、カラ売りも顕著になってきます。

 このように、どの局面であれ保合い相場では、強気と弱気の見方も一理ある状態になって動きが止まってしまいます。このような保合い相場で、「大きな陽線・陰線」の足が出現したら、陽線なら強気、陰線なら弱気の姿勢をとることがいいと教えているのです。この場合、どのくらいを大きな陽線、陰線というかの決まりはありません。日経平均でも個別銘柄でも、それまでのチャートを振り返って眺めて、明らかにそれまでと違う大きな陽線、陰線が出た場合です。

 ここで気をつけなくてはいけないのは、小さな陽線、陰線で保合いを放れたケースです。保合いを放れたとみせて、天井や底値となるケースが目立つからです。景気動向が大きな影響をおよぼす企業経営においても、保合いは悩ましい局面で、この見極めいかんによって業績を左右します。
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2017年05月06日

監督が選手を厳しく観察する如く投資家も監督気分で銘柄を観察する

監督が選手を厳しく観察する如く投資家も監督気分で銘柄を観察する 監督は、今日のゲームで調子のよい選手を起用することにもっとも神経を使うそうです。そのため、選手より早くグランドに入って、選手の細かい動きを見落さぬよう努めるそうです。調子の良い選手を起用しないとゲームに勝てないため、時には、主軸選手でも控えに回すこともあるのです。

 あなたも選手を銘柄に置き換えて監督の気分で細かくウォッチするように心がけたいものです。その際、一番のチェックポイントは、どの銘柄が勢いがあり元気がよいかです。相場というゲームにおいて時の流れに乗れない銘柄を選んだのでは投資という試合に勝つことは難しくなります。もし、「好きだから」、という理由だけで銘柄選びをしているとすれば中長期投資でも短期投資でも勝つことは難しいと思います。

 スポーツ同様、今時のビジネスゲームはグローバル化の中で激しい競争にさらされ、ダメなものはすぐに選手交代という厳しい時代です。試合の流れに乗れる選手、相場の流れに乗れる銘柄がゲームの勝者となれるのだと思います。
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2017年05月04日

プロは買いより売りから入る

【過去の記事を紹介=2009-06-23 18:00】

プロは買いより売りから入る 株式投資といえば、われわれは、「買うことばかり」に慣らされています。株の教科書を開けば、買いについてばかりで、売りから入りなさいとは教えていません。しかし、株で苦労したプロと呼ばれる人は、売りから入ることを教えているのです。その心を学んでみましょう。
 なぜでしょうか。答えは簡単です。多くの銘柄の中から、これから上がる銘柄を見つけるより、今、動いている銘柄を見つけることのほうが、はるかに楽だからです。
 株の売買には、現物株取引のほかに、お金や株券を借りて売買する信用取引があります。このケースでは、今にぎわっている銘柄の株券を借りて売るのです。これを「カラ売り」といいます。売ったところから、狙い通り下がれば、買い戻して株券を返せば、株価が値下がりした分だけ儲けることができます。買って儲けようとする場合は、買った値段より値上がりすることで儲かるわけですが、カラ売りは値下がりすることで儲けることができる手法です。
 値上がりを狙う場合は、多くの銘柄の中から、次にどの銘柄が上がるかを探さなくてはいけません。大変なエネルギーが必要となります。しかし、今にぎわっている銘柄を見つけるのは簡単です。出来高上位銘柄とか、本日の上昇率上位銘柄といったデータが発表となっていますから、見つけることは容易です。もちろん、売った値段より値上がりした時は、損が発生するリスクがあります。
 とくに、買った銘柄が値下がりする時以上に、カラ売りで株価が上昇するほうが、どこまで上がるか分からない怖さがあります。このため、プロと呼ばれる人はあらかじめ、ここまで上がったら損を覚悟で買い戻す水準を必ず決めています。これからカラ売りをやってみようという人は、この点を肝に銘じておいてください。
 ところで、なぜ個人は、「買い」から入ることに慣れているか、ということについては3つばかりの理由がありそうです。
 1つは、われわれは日頃から物を買うことが好きなことがあります。株も物を買う時と同じ心理が働いています。
 2つ目は、証券会社にとって、買いから入ってもらうのが収入増加に結びつきやすいことがあります。物は買って消費すればそれでひとまず終了し、使ってしまえば、再度、購入が見込まれます。しかし、株は会社が倒産しないかぎり株券はなくなりません。この点に物と株の大きな違いがあります。株は売らないことには利益にならないのです。つまり、買った株は、いずれ必ず売ってくれるのですから、証券会社に手数料が2回入るわけです。もちろん、その場合、投資家が儲かっているか、損しているかは問題ではないのです。
 3つ目は、売りから入ると危険が伴うから、売りはタブーとされてきました。もちろん、資本主義の発展のためには、株を買って株主になるという、株を買うことの大切さがあることはいうまでもありません。


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2017年05月03日

買いたし時は下げず 売りたし時は戻らず

買いたし時は下げず 売りたし時は戻らず 「押し目買いに押し目なし、戻り待ちに戻りなし」とも言います。相場というもの希望した通りには動いてくれないものです。

 仮に、Aという銘柄が1000円をつけたとした場合、800円まで下げたら押し目買いしようというケースもあれば、もう一度1000円まで戻せば売却しようというケースもあります。同じ1000円でも意味合いは大きく異なります。

 とくに、相場で大切なことは、「基調」を見誤らないことと先人は教えています。相場が強い上昇基調の場合は買いたい値段までは押してくれません。反対に相場が下げ基調の場合は希望した値段までは戻ってくれません。当り前のことですが、上昇相場では多くの人が買いたいと思い、下げ相場では多くの人が売りたいと思っているからです。

 このため上昇基調での押し目買いは希望する値段より少し上、反対に下げ基調での戻り売りは希望する値段より少し下で注文を出すようにすれば上手く行くことが多いようです。
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2017年05月02日

株は思う通りには行かず、しかし行った通りにはなる

【過去の記事を紹介=2009-06-22 18:00】

株は思う通りには行かず、しかし行った通りにはなる 基の言葉は、高名な住職の『人生は思った通りにはならずして、行いの通りになる』。人生、大きいこと、小さいこと、自分の思い願った通りには、なかなかいかないものです。それでも、希望・目標を捨てずに歩むことが大切でしょう。

 仮に、諦め、くさって思いを放棄し、「努力という行い」をなくすると結果はいっそう芳しくないものとなります。目標・希望というものは、せいぜい2割とか3割しか達成できないもののようです。世界のイチローさんでも打率は3割台なのです。その3割台に向かって、努力という「行動・行い」を継続することで、「行いの通り」の結果が出るということでしょう。

 別の言い方をすれば、「思うだけではだめ。思うだけなら子供でもできる」ということです。目標に行動と実行が伴って、ワンセットとなってこそ良い結果が出るのでしょう。

 株式投資では、誰だって「儲けたい思い」はあります。だけど、儲けたい思いだけが先行して「基本の行い」を怠ってはうまく行きません。高値圏でどのように行動するか、安値圏でどう行動するか。その行動、行いに対する答えは、すぐに現れます。利益か損失か、株は行いに対する答えが明快です。儲けたい思いばかり露(あらわ)にしないで、冷静に株と向き合って、地道な努力を続けることが大切のようです。
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2017年04月29日

朝三暮四は相場にはむしろ有効

朝三暮四は相場にはむしろ有効 「朝三暮四」は、猿にクルミを与えたときの話。7個のクリミを見せたうえで、朝3個、夕方4個与えたら猿が怒った。そこで、朝4個、夕方3個としたら機嫌を直した、という話。合計では変わらないのに、目先の欲に惑わされてしまうことの愚かさを諭した中国の教え。

 一般の生活では、目先の欲にとらわれて基本的なことを疎かにしてはいけないことの大切さはある。その通りだろう。しかし、相場にとっては極めて有用な言葉である。日本の相場の教えには、『利食い千人力』、『利食った金は人には取られない』、といった教えがある。

 相場では、欲を出しすぎて深追いしたり、躊躇して売りのタイミングを失することは大きい損につながる可能性が強い。このため、『迷ったら、一旦、手離せ』という教えもあり、むしろ、相場では短期的な視点が大切ということだ。むろん、朝三暮四を狙うことも大切だが、朝四暮三の気持ちも忘れないことだ。値下がりした損失は誰もカバーしてくれない。
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2017年04月27日

下手なナンピン大けがのもと

【過去の記事を紹介=2009-06-21 18:00】

下手なナンピン大けがのもと 「下手なナンピン、スカンピン」ともいいます。間違ったナンピン買いをすると、投資資金がすっからかんになるという教えです。

 ナンピンとは、「難平」と書きます。難儀なことを、平らに和らげるという意味があります。買った株が値下りして難儀となっていることを平らに和らげようというのがナンピン買いの手法です。

 まず、ナンピン買いの良い点を取り上げてみましょう。株価3000円の銘柄を値上りすると期待して100株買ったとします。ところが、意に反して2500円に値下りしました。この時点で、同じ株数100株を買います。その結果、最初に買った分と、あとで買った分を合わせた平均値段は2750円となります。もし、その人に資金の余裕がなく3000円で買ったままだったとしますと500円の値下りです。

 一方、ナンピン買いして、平均コストを2750円に下げた人は250円の値下りですんでいます。この銘柄が2850円まで戻したとしますと、ナンピンできなかったひとは、なお150円の値下りですが、ナンピン買いできた人は100円の利が出ているため売ろうと思えば売れるのです。

 このように、株式投資は資金のある人に有利にできているのです。なお、ナンピン買いと、よく似た言葉にドル平均法があります。従業員持株会などが積立金を基に、毎月末というように、期日を決めて買います。株価が上昇していれば購入株数は少なくなり、株価が下がっていれば買い付け株数は多くなります。これも広い意味ではナンピン買いの一種といえるでしょう。

 ところで、このように優れた性質をもっているナンピン買いが、なぜ危険なことと教えているのでしょうか。それは、株価がどこで底をつけるか分からないからです。さきほどの例のように2500円で底を打って戻ればよいのですが、2000円、1800円とさらに下へ行くことのほうが圧倒的に多いからです。これでは、損の上塗りとなって、大きな打撃を受けてしまいます。ここが、ナンピン買いの非常に恐ろしいところです。

 とくに、注意していただきたいのは、人気株の場合のナンピン買いです。人気株は、現実の業績実力より期待が先行して、たとえばPER300倍といったところまで値上りする銘柄です。PERが少々低下したからといって底打ちはしないのです。
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2017年04月25日

相場はシナリオの大きさで決まる

【過去の記事を紹介=2009-06-18 17:00】

相場はシナリオの大きさで決まる 株式相場は芝居と非常によく似たところがあります。芝居では物語を登場人物、台詞、舞台設定などによって、観客を引き込み夢中にさせることができるかどうかが勝負どころです。物語の展開のおもしろさ、役者さんの立ち振る舞い、舞台など、それらすべてそろったものが演出でありシナリオです。とくに、物語のスケールの大きさと、それを演じる役者さんの2つが芝居にとって命ではないでしょうか。

 株式相場もまったく同じです。芝居を見に来た観客が舞台に引き込まれ、物語の世界に酔って満足してもらうことができるように、株の世界にも投資家を酔わせるシナリオがなくてはいけません。そうでないと、単なる売ったり買ったりのバクチ場だと思われてしまいます。株式市場から発する世相を反映したお芝居を演出すれば、テレビ、雑誌などにも取り上げられ、なるほどと感動を得られるはずです。

 社会から評価されたシナリオ相場はスケールの大きい相場となります。しかし、残念ながら、今の株式市場にはシナリオはまったく存在しません。現在のアナリストが中心のマーケットにおいては、「明日の100より今日の10」といった雰囲気で、月次の売上げが良かった悪かったとか、予想数値に対し少し良かった、悪かったという短期的な予測に明け暮れている相場が目立つからです。

 しかも、投資家の方もネットでの1カイ2ヤリ相場が盛況となって、目先で稼ぐことが中心となっています。つまり、株式市場に「演出家」がいなくなっているのです。かつての相場には、いくつかの代表的なシナリオ相場がありました。日本列島改造相場、日本アズ・ナンバーワン相場、東京湾キャピタル・ロード相場など。そうしたシナリオ相場では、投資家は納得し相場に酔ったものです。

 東京湾キャピタルロード相場では、東京湾ベイエリアが一大金融エリアとして発展するという1980年代に展開された相場です。東京湾沿岸に土地を保有する鉄鋼、倉庫などの企業が主役として大きく人気づきました。経済力のついた日本がベイエリアに金融センターを展開するというシナリオに観客である投資家も大いに納得し満足して参加した相場でした。いうまでもなくシナリオ相場には、「夢」がなくてはいけません。投資家にとって、儲けることが目的であることは当然のことですが、必ずしも儲けることだけでなく、芝居の世界に引き込まれるように、夢の世界に導いて欲しいのです。

 かつては、大手証券4社には文学的な雰囲気を漂わせた株の演出家がいたものです。企業でも同じではないでしょうか。業績という数字だけでなく、社員に夢を与え社会に貢献する姿勢を見せることがこれからの経営者には大事になっているように思われます。



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2017年04月22日

一徹張りは貧乏神(頑固さは相場では儲からない)

一徹張りは貧乏神(頑固さは相場では儲からない) 頑固は、あるていどはいいのですが、周囲の状況を見極めようとしなかったり、人の意見にまったく耳を貸さないような頑固さは、相場では儲からないと戒めた言葉です。

 現在の投資家は失礼ながら、頑固さはなく、むしろ、情報に振り回されているくらい自分の考えや意見が少ないのではと思われます。筆者が北浜や兜町を走り回っていた頃は、証券会社の店頭では是川銀蔵さんのような相場師を志していたのでしょうが、自説の相場観を高らかに周囲に披露していた人が多かったように思います。それに対し、周囲の人が違う意見でも言おうものなら、ますます意地になって自説を押し通そうとします。

 筆者が勤務していた新聞社のコラムでも、著名な執筆者が罵(ののし)り合うくらいの言い合いを紙面で展開し、会合で出会ったりしても、ぷいっと、横を向くくらいの激しい時代でした。今にして思うと、人と人がぶっつかり合うからこそ相場も仕手戦に発展したのだと思います。

 ただ、単なる頑固さは、格言にも言っているように貧乏神に匹敵するくらい損を大きくする危険があると指摘しています。住友鉱山や同和鉱業などの仕手戦で名を残された是川銀蔵さんは、お会いしてみると目つき鋭く、怖いくらいでしたが、あのくらいの方になると、頑固というより圧倒される気迫が漂っていました。そのかわり、是川さんの勉強や研究は並大抵なものでなく、大阪・中ノ島図書館にほとんど毎日通いつめ、その上で銘柄を仕掛けてくるという人だったそうです。

 単なる、聞きかじりていどの勉強で頑固さを通すのは相場では危険です。それは、相場観というより性格上の問題といえるのではないでしょうか。もっとも、現在はもうすこし頑固さを持つくらいの粘っこさが欲しいものです。インターネットで簡単に情報が手に入るなど、昔と違って情報量が格段に多くなっていることが投資家をかえって迷わす結果となっているように思われて仕方ありません。自己責任時代には情報の公開と公平性は重要な要件ですが、一方で個人投資家の相場を見る軸が欠けているように思われます。個人投資家に、頑固さを持てるくらいの啓蒙の場を設けることも大切な行政を含め証券に携わる全体の役目ではないでしょうか。

 会社経営においては、これも失礼ながら年配の会長さんのいらっしゃる企業ほど、「貧乏神」とは言いませんが、「一徹経営」が前面に出て、経営に柔軟性が欠けている恐れがあります。とくに、内部留保一徹で増配の必要はないなどと言っていると、敵対的M&A(企業買収)に逢いあわてふためくことにもなりまねません。企業も個人も頑固さと柔軟性の両方が求められる時代になっています。
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2017年04月20日

車も相場もすぐには止まれない

【過去の記事を紹介=2009-06-17 15:25】

車も相場もすぐには止まれない 止まっているものを動かすには、そうとうのエネルギーが必要です。余談ですが、1カロリーとは摂氏14.5度の水1CCを1度上げるのに必要なエネルギーだそうです。一旦、動き出したものを止めることも同じように容易ではありません。身近な乗り物、車だって時速100キロといった高速で走っていれば簡単には止まってくれません。通学路にある、『車は急に止まれない』の標語のとおりです。

 相場もまた同様です。この水準で、上げ止まるはず、下げ止まるはず、と思ってもぴたりとは行ってくれません。チャートの好きな方なら経験されていると思いますが、「移動平均線」で、上げ止まるべきところ、あるいは下げ止まるべきところを上に抜いたり、下に切ったりします。しかし、移動平均線を切ったからといって、そのまま基調が変わるわけではありません。いわゆるダマシ足です。上にも下にも、相場に勢いがついている時ほど、思った所では止まってくれません。車が急に止まれないのと同じです。

 特に、日経平均とか個別銘柄でも、1万円とか1000円といった心理的なフシを抜いたり切ったりするときほど、弾みがついているため急には止まってくれません。車の運転も相場の運転も、余裕を持って臨むことが大切です。ピンポイントで売買しようとするより、ゾーン(圏)で捉えるくらいの気持ちがよいと思います。


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2017年04月18日

投資家心は微妙:反対に動きたし乗り遅れたくもなし

【過去の記事を紹介=2009-06-16 15:28】

投資家心は微妙:反対に動きたし乗り遅れたくもなし よく分かります。相場の指南書を開けば、「人と同じことはするな」とあます。しかし、今ここで反対に動くと儲け損ねるのではないか、折角の買いチャンスを逃すのではないかと不安心理が頭をかすめます。

 相場に対する「基本」や「教え」は非常に大切です。しかし、そうした基本・教えがすべての場面で当てはまる、ということではありません。学んで、自分なりの、これぞという原理原則を身につけることは非常に大切なことです。が、その原理原則がいつでも役立つ、ということではありません。そこには時間が存在しているからやっかいです。長期で見れば、その通りでも短期的な観点では、むしろ当てはまらないで外れることの方が多いのです。時代を超えて、おじいさん、おばあさんが言っていた通りになったという教えは沢山あるでしょう。しかし、相場の世界では20年先、30年先にその通りとなってもあまり意味のないことです。できるだけ短期、いくら長くても3年がメドです。

 景気→企業業績→株価、という基本があります。その通り、大変大切なものです。3年程度の期間の中では、ほぼ、この基本通りの動きです。景気が良くなれば企業の業績が良くなり株価が上昇する。反対に景気が悪くなれば業績が悪化し株価が下がる。しかし、09年2,3月に起きたことは違いました。「景気の一段の悪化は避けられない」。だから、「日経平均は5000円台まで下がる」という見方でした。

 今になってみれば、株価が景気の回復を読んでいた、と言えます。あの頃、景気一段の悪化→企業業績のいっそうの悪化→株価下落の基本通りに動いた人は儲けを逃しました。空売りした人は大きな損です。あの時点で、基本とは反対に動いた人は儲かったはずです。そして今、今度は景気本格回復→企業業績の回復→株価本格上昇という見方が多くの投資家に強くなっています。

 「いやいや、まだ本物の回復ではない」と反対に考える気持ちもあるでしょう。一方では、「ハイブリッド車も売れていることだし、これだけ多くの人が強く言っているのだから素直に強気にならなくてはいけない」気持ちもあるでしょう。残念ながら答えはありません。

 相場は人間社会の営みの縮図ともいわれます。清く・美しくの、基本通りなら社会には犯罪はありません。特に、人の社会では、乗り遅れたくない気持ちが強いものです。そこにつけこんで詐欺も起きます。相場では多くの人がバスに乗り遅れまいとした時に天井が形成されます。そのときこそ、人の反対を行く勇気が大切でしょう。

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2017年04月15日

相場は計算と直感で攻める

相場は計算と直感で攻める かつて、戦後からの復興期のような時期には、「直感」や「ひらめき」が、相場には大いに有効でした。経済自体が成長過程にあるため、基本的に相場は上げ基調を続け、長期間にわたって相場が下げることを考える必要はありませんでした。当時の証券会社では、「理屈を言うより、銘柄感覚を学べ」と教えられたものです。連想ゲームに強い、「ひらめき」型の人が有能とされたものです。

 やがて、徐々に経済が豊かになるにしたがって、以前からある利回りのほかにPERやPBR、さらにROA、ROE、営業利益率といった投資指標が活発に使われるようになりました。今日、パソコンの普及でこうした数値はますます重要視され「計算」に基づいた投資法が全盛となっています。

 「アニマル・スピリッツ」といった言葉が注目されるようになっています。動物的直感ということでしょう。世の中があまりにも理詰めになれば、理屈通りに行かない、『理外の理』が出てくるものです。昔のように、直感が全盛となることはないでしょう。しかし、社会においても相場の世界においても理屈だけでは説明し難い動きがこれからは出てくる可能性は大いにあります。

 今の相場において、それが何かは、答えは非常に難しいといえます。しかし、それは、冬から春への季節への変わり目の空気の臭いのような「兆し」かもしれません。あるいは、地震を予知していなくなってしまうネズミのような直感かもしれません。人間も動物の仲間である一面を持っているのです。相場の世界でも「アニマル・スピリッツ」を磨くことは案外、大切な時代かもしれないのです。計算、理詰めの手を休めて、「相場の臭いを嗅いでみる」ことも大切ではないでしょうか。
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2017年04月13日

トイレの汚い会社の株は買うな

【過去の記事を紹介=2009-02-22 17:18】

トイレの汚い会社の株は買うな 今どき、トイレの汚い上場会社なんてあるの、という声が聞こえてきそうです。確かに、今は、そういう会社は見当たらないでしょう。この格言の使われた昭和40年代初め頃の高度成長期には、それまでの「作れ、売れ」の大号令時代に対する変化の時を迎えていました。

 物がない時代でしたから、「安かろう、悪かろう」で、通用しました。しかし、経済白書で「もはや、戦後は終わった」、と副題に載るなど、製品に対して次第に「いい物」が求められるようになって行きました。そういった時代の変化の時に、「トイレが汚れているようでは、いい製品はできない」、という、ひとつの判断になっていたのです。トイレだけでなく、社長・役員の夜の振る舞い、社員の有様なども含めて、企業の品格が求められるようになったのです。

 現在は、どの企業でもトイレは言うまでもなく、オフィスは綺麗です。しかし、ここ4、5年、船場・吉兆、伊勢の赤福、野村のインサイダー事件をはじめ名門企業に不祥事が相次ぎました。建物などの見た目は綺麗でも、商道徳や企業倫理が欠如しているためだと思われます。時代は繰り返すといいますが、今の社会は、戦後のような「儲けたら勝ち」という風潮ではないでしょうか。まさに、昔の格言が生き返ったようです。

 『内部管理体制のできていない会社の株は買うな』、と置き換えれば分かりやすいのではないでしょうか。

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2017年04月11日

相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える

【過去の記事を紹介=2009-02-18 16:36】

■相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える

相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える アメリカの有名な相場に対する教え。相場の底から天井までの大きなサイクルを心理面から学ぶのに役立つ。

 格言は古今東西、先輩の方々の貴重な教えです。しかし、その通りだとは思っても、言葉の通り実践できないのが人間です。

 今のアメリカは、まさに、「悲観」の真っ只中です。トンネルの中の暗闇状態です。きっと、後で振り返れば底だったと分るはずです。

 日本の投資家も痛手は被っています。しかし、バブル崩壊は経験済みです。アメリカほど心理的には追い込まれていません。今こそ「タネ(種)玉」つくりの買いをしようではありませんか。
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2017年04月08日

人も株も時間の中で生まれ消えて行く

人も株も時間の中で生まれ消えて行く 死を恐れない人なら、時間を超越した生き方、考え方もできるでしょう。しかし、われわれ通常の人間、あるいは地球上に生きるすべての動物、植物は与えられた時間の中で生きているのです。それぞれの生き物に与えられた寿命というものがあるはずです。そして、今の1秒ずつを刻んで生きているのです。

 人の寿命を仮に100歳とすれば秒数に置き換えると約31億5360万秒です。もっと、多いものかと思っていたら、案外と少ないのではないでしょうか。お互いに与えられた持ち時間において、人と人とが出会い、愛し合い、時には憎しむこともあります。出来事はすべて時間の中で生まれ消えて行きます。相場もまったく同じです。相場の材料というものは、人にくっついて生まれ消えて行くのです。過去の出来事を歴史の中に学ぶことも大切です。

 しかし、それ以上に相場で大切なことは、今、何が起きているかを素直な目で見つめることです。この入口の段階で出来事を善悪、好き嫌いなどで決めつけると、今、動いている相場の姿が見えなくなります。よく見た上で次のステップで判断することが大切です。

 相場のベテランになるほど好き嫌いや思い込みが先行しやすいものです。そして、これから先の時間の中で何が起きるだろうかと思いめぐらせば相場の組み立てはおもしろくなってくるはずです。そこには、これから先も時間の中で出来事は顔を出してくるものだからです。
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2017年04月06日

真の底は戦い終わった戦場のごとし

【過去の記事を紹介=2009-02-18 16:36】

真の底は戦い終わった戦場のごとし 今回のサブプライム問題に端を発した下げ相場では、買い方、売り方の大きな戦いが続いています。しかし、NYダウにしても日経平均にしても大きく動いている間は、まだ底値とは言えません。特に、商いを伴って上に下にと動くことは、たとえば関が原のような戦いなら、兵士があちこちで刃を交えている状態です。

 本当に戦いが終わるには、どちらかの兵が完全に負けてしまうことです。そして、戦場には静粛の時が帰ります。株で言うなら、今度のような大きな悪材料では買い方が投げ切ることが必要です。今のように下げては戻し、また下げる動きでは完全に投げ切っていないのです。

 投げが一巡すれば、戦いが終わった戦場のように静かになります。マーケットでは、これを『閑散に売りなし』と表現して相場が陰の極に達したと判断します。

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2017年04月04日

相場賢者はよく聞き、相場下手は語る

【過去の記事を紹介=2009-02-17 16:28】

相場賢者はよく聞き、相場下手は語る 相場に限ったことではありません。実生活においても、能弁な人が、言った通り実行しているかと言えばそうでもありません。今の世の中、「沈黙は金」なんて流行(はや)らない時代です。小さい子供たちも、学校で黙っていたらイジメに遭います。大いに語り、大きい声を出して存在感を出さないと、よってたかってイジメです。よくないですね。結果、世の中、あっちもこっちもバラエティ化してしまって、腕芸より口芸が発達です。

 相場についても多くの投資家は強弱感を語るのは活発です。しかし、現実は多くの人が損失です。「ああ、うう」だけの受け答えだけでは困りものですが、バラエティ社会は見直したほうがよいでしょう。「有言実行」は難しいものですが、少なくとも、相場では「不言実行」で行くのも、どうでしょうか。

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2017年04月01日

短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い

短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い 動く銘柄は理屈抜きで買ってみるというモグラ叩きゲーム式の超短期売買においても、まったく知らない銘柄より馴染みのある銘柄のほうが手がけやすいものです。ましてや、付き合いが長くなる中長期投資ではなおさらです。

 馴染みのある強さは、事業内容に対する社会でのニーズマッチの有無、業績の推移、そして、株価のクセなどが肌感覚で分かっていることです。しかし、人との付き合いでも同じですが、馴染みになれる間柄というのは、そう多くはありません。

 日々の株価をチェックし意識に馴染ませることができるのはせいぜい40〜50銘柄ではないでしょうか。このため、社会テーマ性などから向こう1年間のウオッチ銘柄を選択して馴染み銘柄とするのもよいと思います。
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2017年03月30日

相場は売りか買いかだけにあらず

【過去の記事を紹介=2009-02-16 15:41】

相場は売りか買いかだけにあらず 「買いか、売りか」の判断をするクセをつけることは大切です。しかし、この2つだけに限定した考えは危険と教えています。買えないのなら売ってみよう式で、いつも買ったり、売ったりしていると疲れて、大局が見えなくなる心配があります。時には、相場から一歩離れて休んでみなさいというアドバイスです。買い、売りだけでなく休みもあるということです。

 もちろん、デイトレーダーの人には「休んでなんかおれない」との意見もあるでしょう。それは、否定しません。ここでは、人生を楽しみ、その人生を豊かにするための投資もあるというスタンスです。そのためには、じっくりと景気、企業業績をウォッチして、投資するのが良いと思います。チャンスが来るまでは待つ心が成功への道でもあります。

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2017年03月28日

相場強弱聞くは1人と心得よ

【過去の記事を紹介=2009-02-15 16:10】

相場強弱聞くは1人と心得よ 相場見通しに迷ったら、人の意見を聞きたくなるものです。しかし、あまり多くの意見を聞いていると、かえって、分らなくという教えです。

 1人だけというのは極論としても、せいぜい2、3人までとしたいものです。

 とくに、ご自身が優柔不断な性格だと自覚なさっていればなおさらです。日頃から、この人の意見は、という人を見つけておきます。

 新聞、雑誌でも構いません。その人の言っている意見はじっくり聞いてみます。そして、自分の意見と、どこが同違うのだろうと摺り合わせすることです。そのほうが多くの意見を聞くより効果的です。

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2017年03月25日

勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる

勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる 野球でも、サッカーでも、マージャンでも勝負ごとには1度や2度は、明確な裏づけはないが、なんとなく、「いけそうだ」という雰囲気が到来するものです。

 押され気味だった展開が、なんらかの拍子で流れが変わり、「いけるぞ」という気分になるときがあるものです。そのためには常に試合に出場してゲームの流れが肌感覚まで染み付いていることが大切のようです。

 株式投資でもマーケットを日々、ウオッチしておけば空気の変化を見逃さないですむはずです。株相場全体でみれば、大体、年に2回ていどは、「買えば儲かりそうな時」はあるものです。その時は、いつか。それは、理屈だけで外から見ている人でなく、ゲームに参加している人に与えられたご褒美といえるものだと思います。
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2017年03月23日

相場は遠く2割で足元8割

【過去の記事を紹介=2009-02-13 15:34】

相場は遠く2割で足元8割 相場に限らず、日常の生活や仕事でも日々の積み重ねが大切です。「夢」を抱くことは決して悪いことではありません。しかし、夢ばかりを追いかけて、日々のやるべき努力を怠っては、夢は実現しません。

 と言って、あくせくして、日々のことに埋没して社会の変化、その中で将来のあるべき姿を見失ってはいけないという教えです。

 相場では、日々の動きをしっかり把握することが大切です。と同時に、時々は顔を上げて遠くの山を眺めるように、方向性を確認することが大切です。
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株は千里を行って千里を帰る
出遅れ株は深追いするな(天井つかみ懸念)
卵はひとつの籠に盛るな(分散投資が大切)
下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する
鬼より恐い一文新値(強烈な天井)
利食い千人力
人も相場も好悪を愛でる(長所も欠点も共に愛する気持)
日本人が来れば天井
大きな上放れ、下放れには素直につけ
監督が選手を厳しく観察する如く投資家も監督気分で銘柄を観察する
プロは買いより売りから入る
買いたし時は下げず 売りたし時は戻らず
株は思う通りには行かず、しかし行った通りにはなる
朝三暮四は相場にはむしろ有効
下手なナンピン大けがのもと
相場はシナリオの大きさで決まる
一徹張りは貧乏神(頑固さは相場では儲からない)
車も相場もすぐには止まれない
投資家心は微妙:反対に動きたし乗り遅れたくもなし
相場は計算と直感で攻める
トイレの汚い会社の株は買うな
相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感と…
人も株も時間の中で生まれ消えて行く
真の底は戦い終わった戦場のごとし
相場賢者はよく聞き、相場下手は語る
短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い
相場は売りか買いかだけにあらず
相場強弱聞くは1人と心得よ
勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる
相場は遠く2割で足元8割

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