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2019年07月19日

株買いの究極は戦争かインフレ=犬丸正寛の相場格言

■株買いの究極は戦争かインフレ

 戦争とインフレは企業の製品価格を上昇させることから、このうえない買い材料であるという教えですが、インフレのツケの大きいことや戦争の悲惨さを考えるとあって欲しくないことです。しかし、世界にはチャンスがあれば物の価格を吊り上げて儲けようと企んでいる連中のいることも否定できません。

 株式に投資する時の一番大きい材料は業績です。業績とは企業が、技術、人材、ノレン、資金、情報など持てる力を最大限に駆使して、効率よく売上げと利益を上げることです。業績が上向けば、配当金の増えることが期待され、投資家はインカムゲイン(配当金収入)を手にすることができますし、同時に1株利益がアップして投資尺度であるPER(株価収益率・倍=株価÷1株利益)から買い余地が高まり、キャピタルゲイン(値上り益)が期待できます。

 しかし、今日の社会は激しい競争に加え、戦後と違って物が余っている豊かな時代ですから、企業はそう簡単に売上げを増やすことは難しい状況です。売上を分解してみますと、「数量」×「単価」から成り立っています。数量の身近な例が人口です。少子高齢化で日本の人口は高齢化が急速に進むと同時に人口そのものが、まもなくピークアウトから減少に転じ、あと80年もすれば日本の人口は7000万人程度に大幅に減少するといわれています。1人に1ヶついている胃袋の数が減るわけです。極論すれば、消費高とは「胃袋の数」×「購買平均単価」ですから、胃袋に関係した飲食関係だけでなく、自動車や住宅マンション、衣類、旅行、教育、娯楽などありとあらゆるものが数量の落ち込みの影響を受けます。しかも、年配者が増えると一回当りの消費量もダウンします。企業は数量に期待が持てないなら、単価アップを図ろうとします。1つは新製品投入によって、今までより高い値段で売ることを考えようとしますし、もう1つは同じ業界同士の合併によって競争を排し価格アップを図ろうとします。最近の鉄鋼業界の統合などにみることができます。

2004-12-08 11:32の記事

posted by 相場格言 at 11:49 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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