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2017年06月20日

急がば回るな(見送りの姿勢)

【過去の記事を紹介=2009-07-13 17:00】

急がば回るな(見送りの姿勢) 先日、深夜のテレビでのゴルフ番組だったと思いますが、『急がば回るな』とありました。ゴルフの世界で、「回るな」とは、どういうことを意味するのか、よくは分かりません。遠くで雷の稲光がしたら「回るな」ということかもしれません。あるいは、無理をして大きい池を越えて飛ばそうとするなと言うことかもしれません。しかし、株には大いに参考となる言葉です。

 本来は、人生、ビジネス、株式投資でも『急がば回れ』です。急ぐ時ほど、近道をしたくなるのは人の常です。早く結果を見たい、早く果実を手にしたい。よく言えば向上心が強く、やる気満々と言えます。しかし、勝負ごとは、ほとんどの場合、急ぐほどうまく行かないものです。ゴルフで打ち急げば、上半身と下半身のスイングがアンバランスとなってミスショット。気持ちが先に行って、ボールの行方を少しでも早く見ようとすればヘッドアップでボールはわずかしか飛んでくれません。

 勝負ごとというものはスポーツだけではありません。人生だって、ビジネスだって、株だって戦いであり勝負です。サバンナに生きる動物のように、本来は食うか食われるかが生命体の本来の姿です。ビジネスで負ければ倒産。もちろんツキもありますが、人生で遊び・快楽に負ければ、野球でいえばユニホームを着てベンチに入ることができません。

 昔の人は、『あわてる乞食はもらいが少ない』とも言いました。勝負ごとに対する「急ぎの気持ち」を抑えることの大切さを教えています。大きい勝負を仕掛ける時ほど、深呼吸をして、すぐにとりかかるのではなく、辿りつく道がいくつあるかくらいを見極めるゆとりが大切でしょう。そして、時には、この言葉のように『回るな』という、見送りの姿勢も必要でしょう。

 特に、相場の世界では、『明日もマーケットは開く』のです。難しく、無理だと思えば投資を見送るべきです。『知らない、分からないものには手を出すな』、『買うべし、売るべし、休むべし』などの教えもあります。1株、2株の小口で超短期売買なら、むしろ急ぐことが重要でしょう。ゆっくり構えて、「回り道」していたら儲けのチャンスはなくなります。しかし、株式投資が人生の全てではありません。営みの中の一部分と位置づけ、人生を豊かにしてくれるものとして取り組むなら、「急がず」、そして、「回らず」の見送りの気持ちも大切でしょう。

posted by 相場格言 at 09:00 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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