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2017年04月27日

下手なナンピン大けがのもと

【過去の記事を紹介=2009-06-21 18:00】

下手なナンピン大けがのもと 「下手なナンピン、スカンピン」ともいいます。間違ったナンピン買いをすると、投資資金がすっからかんになるという教えです。

 ナンピンとは、「難平」と書きます。難儀なことを、平らに和らげるという意味があります。買った株が値下りして難儀となっていることを平らに和らげようというのがナンピン買いの手法です。

 まず、ナンピン買いの良い点を取り上げてみましょう。株価3000円の銘柄を値上りすると期待して100株買ったとします。ところが、意に反して2500円に値下りしました。この時点で、同じ株数100株を買います。その結果、最初に買った分と、あとで買った分を合わせた平均値段は2750円となります。もし、その人に資金の余裕がなく3000円で買ったままだったとしますと500円の値下りです。

 一方、ナンピン買いして、平均コストを2750円に下げた人は250円の値下りですんでいます。この銘柄が2850円まで戻したとしますと、ナンピンできなかったひとは、なお150円の値下りですが、ナンピン買いできた人は100円の利が出ているため売ろうと思えば売れるのです。

 このように、株式投資は資金のある人に有利にできているのです。なお、ナンピン買いと、よく似た言葉にドル平均法があります。従業員持株会などが積立金を基に、毎月末というように、期日を決めて買います。株価が上昇していれば購入株数は少なくなり、株価が下がっていれば買い付け株数は多くなります。これも広い意味ではナンピン買いの一種といえるでしょう。

 ところで、このように優れた性質をもっているナンピン買いが、なぜ危険なことと教えているのでしょうか。それは、株価がどこで底をつけるか分からないからです。さきほどの例のように2500円で底を打って戻ればよいのですが、2000円、1800円とさらに下へ行くことのほうが圧倒的に多いからです。これでは、損の上塗りとなって、大きな打撃を受けてしまいます。ここが、ナンピン買いの非常に恐ろしいところです。

 とくに、注意していただきたいのは、人気株の場合のナンピン買いです。人気株は、現実の業績実力より期待が先行して、たとえばPER300倍といったところまで値上りする銘柄です。PERが少々低下したからといって底打ちはしないのです。

posted by 相場格言 at 09:00 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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