2019年07月19日

卵はひとつの籠に盛るな=犬丸正寛の相場格言

■卵はひとつの籠に盛るな

 イギリスの有名な格言で、日本でもよく使われています。今さら説明の必要がない言葉ですが、改めて言えば、卵は壊れやすいので鶏小屋から卵を運んで来る時はひとつの籠にたくさん入れてはいけないという教えです。卵をお金に置き換えて、ひとつのものにまとめて投資すると危険なので、分散投資が大切であるという教えとなっています。

 日本では預貯金・土地・株式の3つに分散して投資する「財産3分法」が有名です。デフレの時は現金の価値が高まりますが、反対にインフレになったら預貯金は弱く、株や土地が有利であることはいうまでもありません。また、商品に対する分散投資だけでなく、経済の成長性や政治の安定性などを加味したうえで地域、国別の分散投資も大切なところです。とくに、東西冷戦の終結した今日、世界を駆け巡る資金の「ヘッジファンド」はこの地域分散投資を基本としています。

2004-12-13 11:43の記事
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女房を質に入れてでも株を買え=犬丸正寛の相場格言

■女房を質に入れてでも株を買え

 昔の人は、いくら亭主関白だったとはいえ、なんともおだやかでないことを口走っていたものです。もちろん、いまどき、こんなことを言ったら訴えられてしまうでしょうし、それどころか、質に入れる前に亭主のほうが放り出されてしまうのではないでしょうか。

 この言葉では、「女房は…」ではなく、「女房を…」と言っているところがポイントです。「女房は」と表現したのでは、株を売り買いする時はいつも女房を質に入れる印象となってしまいます。それを、「女房を」と言っていることで、大事な奥さんを担保に差し出して、お金を借りてでも株を買う絶好の時がある、という昔の相場師の強い意思が表れているからです。

 現在は女房を質に入れることはできないとしても、儲かりそうだという時はどのような時でしょうか。大きく分けて大体2つのケースが考えられます。1つは需給関係が好転する時、もうひとつは社会的な構造変化が起きている時です。まず、需給関係では、長い下落相場が続いたものの徐々に下値が固まり、悪い材料が出ても下げなくなった相場では売り飽き気分が台頭します。このような時には、ちょっとした明るい材料にも敏感に反応して株価は急伸します。チャートを日々、観察している人は、「株が上がりたがっている」ということをよく口にします。とくに、業績が悪くないのに下落した相場が底値を這うようになったら買いを考えるときです。たとえば、今年4月に2100円の高値をつけたシャープは液晶の市況が悪くなりそうだということで業績がよいにもかかわらず下げました。8月に1446円の安値をつけたあとは市況悪化の予測にも響かなくなり1500円前後で横ばいに推移、9月末には一気に1600円まで急伸しました。一方、社会的な構造変化では少子高齢化など人口面、間接金融から直接金融への移行で種々の優遇措置など制度面の変化、政府部門から企業部門への主役交代による規制緩和、あるいはアナログからデジタルへの移行による電気製品の変化など従来にない新しいものの登場があります。とくに、売ったり買ったりを頻繁にやらない投資家にとっては、構造変化は大きな儲けのチャンスです。

2004-12-09 11:37の記事
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株買いの究極は戦争かインフレ=犬丸正寛の相場格言

■株買いの究極は戦争かインフレ

 戦争とインフレは企業の製品価格を上昇させることから、このうえない買い材料であるという教えですが、インフレのツケの大きいことや戦争の悲惨さを考えるとあって欲しくないことです。しかし、世界にはチャンスがあれば物の価格を吊り上げて儲けようと企んでいる連中のいることも否定できません。

 株式に投資する時の一番大きい材料は業績です。業績とは企業が、技術、人材、ノレン、資金、情報など持てる力を最大限に駆使して、効率よく売上げと利益を上げることです。業績が上向けば、配当金の増えることが期待され、投資家はインカムゲイン(配当金収入)を手にすることができますし、同時に1株利益がアップして投資尺度であるPER(株価収益率・倍=株価÷1株利益)から買い余地が高まり、キャピタルゲイン(値上り益)が期待できます。

 しかし、今日の社会は激しい競争に加え、戦後と違って物が余っている豊かな時代ですから、企業はそう簡単に売上げを増やすことは難しい状況です。売上を分解してみますと、「数量」×「単価」から成り立っています。数量の身近な例が人口です。少子高齢化で日本の人口は高齢化が急速に進むと同時に人口そのものが、まもなくピークアウトから減少に転じ、あと80年もすれば日本の人口は7000万人程度に大幅に減少するといわれています。1人に1ヶついている胃袋の数が減るわけです。極論すれば、消費高とは「胃袋の数」×「購買平均単価」ですから、胃袋に関係した飲食関係だけでなく、自動車や住宅マンション、衣類、旅行、教育、娯楽などありとあらゆるものが数量の落ち込みの影響を受けます。しかも、年配者が増えると一回当りの消費量もダウンします。企業は数量に期待が持てないなら、単価アップを図ろうとします。1つは新製品投入によって、今までより高い値段で売ることを考えようとしますし、もう1つは同じ業界同士の合併によって競争を排し価格アップを図ろうとします。最近の鉄鋼業界の統合などにみることができます。

2004-12-08 11:32の記事
posted by 相場格言 at 11:49 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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