2019年07月10日

アナリストの説明できない相場がおもしろい=犬丸正寛の相場格言

■アナリストの説明できない相場がおもしろい

 似た格言に、「理外の理」とか、「相場は理屈とおりには動かない」などがあります。かなり時間が経ってみれば、なるほどと、ほとんどのことが説明できることでも、事が起きている真っ最中では分からないことがたくさんあります。相場分析や銘柄分析のプロでも説明し難いケースは多々あるはずです。特に、アナリストが説明できないことの多くは、ウオッチしていない銘柄が動く場合でしょう。なぜなら、証券会社に所属するアナリストは、どうしても、売買高が多く、営業に結びつきやすい銘柄中心にウオッチすることが多いためですが、なかでも地方に本社を置く銘柄は時間と費用の面からおろそかになりやすいのです。また、小型銘柄や低位の無配株などにも手が回りません。実際のところ優先順位として、ソニーなどのいわゆる経団連銘柄といわれる代表的な銘柄をおろそかにできないのです。仮に、低位の人気株などが当ったとしても、仕手人気株好みのアナリストというレッテルを張られることを嫌がるのです。アナリストとは経団連銘柄をウオッチする人達といわれるのはこういうところに原因があるのです。

2004-12-01 11:24の記事
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風が吹けば桶屋が儲かる=犬丸正寛の相場格言

■風が吹けば桶屋が儲かる

 江戸の町や昭和初期の頃には火事に備えて、通りの角などに防火用の水を張った大きな桶が置いてあったようです。強い風が吹くと壊れて、補修したり新しい桶に取り替えたりしなくてはいけなかったため、強い風が吹くたびに「桶屋」が儲かるという理屈です。「桶は風に弱い、風が吹くと桶が壊れる、よって風が吹くと桶屋が忙しくなる」、という今流でいう3段論法だったわけです。
 しかし、実際には3段論法などと立派な誉めた言葉ではなく、反対に株を扱う人を小ばかにした言葉だったようです。株屋の旦那衆と株を買う商人などの旦那衆が集まった会合などでは何でも株を買う材料に結びつけてしまう株屋に「また株屋の屁理屈か」といって小ばかにしたようです。とはいいながらも、現在のように経済や産業を専門に分析するアナリストがいたわけではないので、小ばかにしながらも株屋のたくましい発想にヒントを得ようと会合はいつも賑わったといわれています。現在でも経済・株式講演会はどこも盛況ですから、いつの時代も情報の解釈を求める気持ちは同じなのでしょう。

2004-11-29 11:42の記事

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信用の期日到来には向え=犬丸正寛の相場格言

■信用の期日到来には向え

 借金して買った株が思惑とは逆に下がり、返済期日が到来している場合は否応無しに処分させられるのだから絶好の買い場になるという教えです。人の不幸に乗じて儲けようという発想ですが、勝ち負けの勝負の世界で生きている以上、きれい事ばかりではないのです。信用取引とは、証券会社などからお金を借りて株を買うことですが、借りたお金を返す期日は、最近では無期限でやっている証券会社もありますが、通常は6ヶ月です。仮に、株価1000円の銘柄を1万株、1000万円分買いたいが手持ち資金が300万円しかない場合、700万円を借ります。金利は証券会社によって異なりますが、大体2%程度です。仮に、700万円を1年間借りると14万円、半年で7万円もの利息です。
 個人が1000万円預金しても1年で受け取れる利息はわずか3000円程度ですから信用取引の金利は非常に高いものです。証券会社はこの信用取引の融資で相当儲けているのですから、金貸し業でもあるのです。
 買った銘柄が仮に1ヶ月で1200円になれば利息を払っても200万円近い儲けになりますが、反対に800円へ値下がりすれば1万株を800円で売却して借りた700万円に利息をつけて返さなくてはいけません。手持ち資金として出した300万円は100万円弱しか残りません。一般的に統計では信用取引で儲かるのは3週間までといわれています。それが、6ヶ月も経過して信用取引で買ったままなら、大きな損失となっているとみてまず間違いありません。

2004-11-29 11:39の記事
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