2018年11月24日

人生では己が主役でも相場では主役にあらず

jinn11111.jpg 一度きりの人生では誰もが、「こうしたいと思い実行する」。もちろん、努力は伴うが。しかし、相場では努力とは関係なく自分でこうしたいと思ってもなかなか思う通りには行かないものである。

 そこには、ケインズ先生の言う、「美人投票論」がハバを利かせてている。それでも、かつての北浜では仕手筋と呼ばれる投資集団が空売りを誘い込み自分たちの思うままの相場を仕立てたものだが、今はこうしたやり方はご法度である。

 公平な情報公開時代の下では自分なりの考えを持つことは大切だが、こだわりすぎるとマーケットの声を見過ごすことになってしまう。人生も相場も己を強く持ちながらも柔軟さが大切のようである。相場の世界は自分を磨く道場のようなところでもあるようだ。
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2018年11月17日

一つ二つより、手間かけても百から選ぶが善し

一つ二つより、手間かけても百から選ぶが善し=犬丸正寛の相場格言 少ない数の中から1つ選ぶのに比べ、多くの中から1つを選ぶには、時間と根気と労力が求められます。そんな悠長なことはやっておれないと口実をつけて、人は簡単な道を選ぶものです。即断、即決を善しとする人もおられるでしょう。社会生活の中で、われわれは、常に判断、決断を求められる場面の連続です。2つから1つを選べば、当れば確率5割で効率はよいのですが、その分リスクも同時に高くなります。人の一生、子供たちの一生を決めるような場面では、エイヤーというわけにはいきません。

 大切なお金を投じる株式投資で、皆さんは、どうでしょうか。銘柄選びのキッカケを思い出してみてください。(1)テレビ、新聞などの社会、経済、政治報道で「これだ」とひらめいて買う、(2)決算発表の数字で買う、(3)過去に儲けたことのある銘柄や好のみ(ファン)銘柄を全体相場が大きく下げたときなどに買う、(4)著名な人が取り上げているから、といったところではないでしょうか。

 もちろん、どれも、間違いではありません。しかし、「高度経済成長時代」が終わった現在では通用し難くなっています。高度成長時代なら、仮に間違ってもガマンして塩漬け投資していれば、間違いを「成長」の2文字がカバーしてくれました。今は、いつまで待ってもダメな時代です。

 やはり、銘柄選びには時間と労力が必要です。好決算を発表したからといって株価が上がるとは限りません。既に、株価には織り込み済みというケースも目立っています。それを乗り越えるには、「株価の動き・推移」を知ることが大切です。

 機関投資家は超高性能のコンピューターを駆使して全上場銘柄の中から銘柄を選んでいるはずです。もちろん、個人投資家には、同じ真似はできません。だけど、筆者が昔、毎日、手書きで50銘柄のチャートを書いていた頃とは違います。今は、パソコンで日足、週足、月足を描くことは無理でも、短い時間で全ての銘柄の動きをチェックできます。多くの銘柄の動きを眺めていることで、「全体相場の強弱」、「業種などグループごとの銘柄の強弱」などがあるていど掴めます。仮に、その業種、その銘柄が上昇していた場合は好決算を発表しても出尽くしとなることも予想されます。とくに、上昇している機関、即ち、「日柄」がたいへん重要です。

 株価の動きを眺めることは、春夏秋冬の季節の風を感じ取ることにも似ています。個人投資家には機関投資家の運用者のように一定期間に利益を挙げなくてはいけないというノルマはありません。だからといって、個人が銘柄選びに手間と時間をかけなくてもよいということではありません。パソコンという文明の利器を使って、多くの銘柄の中から季節折々の風を感じ取るように自然の流の中で銘柄を無理なく選ぶことが大切となっています。
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2018年11月10日

急落相場買いはロボットのごとく淡々と

11.jpg 小幅安ていどの相場なら押し目買いは比較的迷うことなくできるものだが、日経平均が大きく下げるような急落相場では、買いのチャンスと思ってはいても怖くなって手が出せなくなるものだ。人は常識的と思われる水準を破るような厳しい状況となれば理性よりも恐怖心が上回る心理状態となるためだ。

 この点、恐怖心のないロボットによるコンピューター売買では急落で買って大きい成果を上げているということだ。われわれは、ロボットのように生きたいとは思わないが、数年に1度あるかないかの急落相場ではロボットだけにいい思いはさせるのではなく、この時だけはロボットのように淡々と突っ込みを買って儲け、ロボットでは味わえい人間らしい生活をエンジョイしたいものである。もちろん、高値圏での熱狂的な相場でもできるだけ淡々とした気持ちを持ちたいものである。
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2018年11月03日

人生では己が主役でも相場では主役にあらず

jinn11111.jpg 一度きりの人生では誰もが、「こうしたいと思い実行する」。もちろん、努力は伴うが。しかし、相場では努力とは関係なく自分でこうしたいと思ってもなかなか思う通りには行かないものである。

 そこには、ケインズ先生の言う、「美人投票論」がハバを利かせてている。それでも、かつての北浜では仕手筋と呼ばれる投資集団が空売りを誘い込み自分たちの思うままの相場を仕立てたものだが、今はこうしたやり方はご法度である。

 公平な情報公開時代の下では自分なりの考えを持つことは大切だが、こだわりすぎるとマーケットの声を見過ごすことになってしまう。人生も相場も己を強く持ちながらも柔軟さが大切のようである。相場の世界は自分を磨く道場のようなところでもあるようだ。
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