2018年03月31日

健康も株も昔腹8分が今6分

健康も株も昔腹8分が今6分 「昔は腹8分に医者要らず」といわれたものです。昔の日本の食事は豪勢ではありませんでした。米飯が中心の食事であっても、お腹いっぱいではなく、腹8分目がよいと言われたのです。現在は、カロリーの多い食べ物で満ち溢れています。それを腹いっぱいに食べたら糖尿病など、成人病が待ち構えています。言うまでもなく糖尿病は全身の血管の病気で大変に恐ろしいものです。糖尿病の患者は、ドクターからは腹8分ではなく腹6分と宣告されます。

 相場も昔から、「腹いっぱい買うな」と教えられました。どんなに優良銘柄と思われても絶対安全ということはないからです。東日本大震災では超優良銘柄の東京電力株は短期間に8割を超える暴落となりました。これほどまでの下げは別格としても、豊かになった日本経済においては、昔より競争は激しさを増しています。作れば売れる時代ではなくなっています。

 日本が豊かになったために、食べ物は高カロリーとなっています。経済も豊かになったために、企業間競争が激しくなっています。飽食の時代に健康と財布を守るには腹8分より、もう一歩進んで腹6分目を心がけるのがよいのではないでしょうか。
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2018年03月24日

立派な本社ビルを建てたらいったん売り

立派な本社ビルを建てたらいったん売り この言葉は、確率の非常に高いことから、昔から投資の際の大切なヒントとなっています。もちろん、現在でも大切にされています。本社ビルを建てようかという会社は、業績が良いはずです。当然、株価は業績好調を評価して上昇します。保有している投資家は、株価は、まだまだ上昇すると思うものです。そういった心理の時に役立つのが、この言葉です。

 立派な本社ビルを建てたら、好業績に関係なく、一旦、売っておきなさいと教えています。なぜなら、本社ビルは稼いでくれないからです。それどころか、固定資産税、電気代などの経費が増加します。ビル賃貸を業とする不動産会社なら、ビルを建てることは本業ですが、モノ作りの会社などが立派な本社ビルを建てることは、資金が寝てしまうことになります。

 メーカーなど一般の企業は、本来、そうした資金はモノ作りのための技術開発や生産設備の合理化等に向けるべきです。特に、急成長の中小型企業が本社ビルを建てたり、高額な家賃のビルに入るようになったら注意が大切です。頑張ってきた経営者が立派なビルに入って、胸を張りたい気持ちはわかります。信用力のためには立派なオフィスも大切です。しかし、それでいて業績が赤字となっていてはだめです。立派なオフィスより、もっと大事なことは立派な業績を上げることです。
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2018年03月17日

株は物と違って買いと売りをセットで考えなくてはいけない

株は物と違って買いと売りをセットで考えなくてはいけない 物を買う行為は、小さいときから自然に身につくものです。お金さえ出せば、相手は喜んで品物を提供してくれることを学びます。しかし、物を売るとなると、簡単なことではありません。いくら、自分では優秀な品物だと思っても相手が評価してくれなかったら買ってはくれません。

 さらに、厄介なことに、同じ商品を売っている2人の営業マンがいたとした場合、ひとりの人は好成績、しかし、もうひとりの人はどういうわけか販売成績が良くない、ということが起こることです。何かが作用しているはずです。つまり、「買う行為」においては、お金がすべてでも、「売る行為」においては、お金よりも売る人の人格が前面に出るのです。

 笑顔、雰囲気、洋服、ネクタイの色、言葉の調子など、売る人の総合力の違いが販売成績の差となって現れているといえます。それだけ、物を売るということは難しいものです。

 株の場合も、買いよりも売りが難しいと教えています。しかし、物を売ることと違う点は、株の場合、買いと売りがセットとなって形づくられていることです。もちろん、商品を売る場合だって、買ってくれる相手のことに思いめぐらすことは大切なことです。

 しかし、株の場合は、買う時点で、どういう考えで、その銘柄に投資しようとしているか、どこで売るかを考えることは非常に重要です。投資期間、上値目標などを相場環境の中で自分なりに分析して判断しなくてはいけません。「なんとなく」買ったのでは、1、2度は良くても長い投資においては好成績を収めることは難しいのです。

 儲けて売るという、「好結果」のためには、「好い原因」を作ることが必要です。ともすると、株式投資では、買いだけ、売りだけが取り上げられることが多いようです。「原因と結果」の法則に従い、良い運用成績のためには、常に、買い(原因)と売り(結果)をセットで考えるクセをつけることが大切です。
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2018年03月10日

人の健康も株も複合的要因で動く

人の健康も株も複合的要因で動く 子供が体調を崩したとき、親は「熱」、「ノドの腫れ」、「顔色」などを見て状態を把握しようとします。こういった行為は、株でいえば、「業績」と「チャート」だけをみて判断しようとするのと似ています。残念ながら、これは子供の病状の一面だけ、株についても、ほんの一部分を見ているに過ぎません。実は、病気も株も、そう簡単なものではないはずです。

 われわれ成人は病院のドクターに1度や2度はお世話になっていると思います。機会があれば、是非、先生にお願いして検査データを見せてもらってください。たくさんの横文字と数字で打ち出された「生化学」検査の結果が並んでいます。

 たとえば、「HB−A1c」とは血糖値のデータです。昔は野原でオシッコしたときに蟻(アリ)が寄って来れば「糖」が下りていると判断されたといいます。家の近くのお医者さんで、空腹時の血糖値を調べてもらうことがあると思います。これは、その日限りのデータであって、HB−A1cとは違います。HB−A1cは1ヶ月間の平均の血糖値です。

 株価で言うと、「当日の株価」と、「30日移動平均値」の違いのようなものです。傾向値を見るのがHB−A1cです。「当日血糖値」は70〜110が正常値、「HB−A1c」は4.3〜5.8が正常値といわれます。当日血糖値が良くても、1ヶ月平均値でみれば正常値をハミ出している場合が非常に多いようです。禁酒して空腹状態なら当日値は良くなるでしょう。しかし、日頃、食べすぎ飲みすぎが多いと血液中に糖分が貯まっていくのです。

 株価も同じです。日々の動きに一喜一憂ばかりでは傾向を見失い、防げたかもしれな大暴落(大病)に巻き込まれてしまいます。人にとって一番大切な命。次はお金だろうと思います。1番目、2番目に大切なものに対し、神経質となる必要はありませんが、しかし、共に大切にしてあげたいものです。健康もお金も大切にしてくれると応えてくれるはずです。

 とくに、それ相応の年齢となれば健康と株を見る場合は総合的な目でみるクセをつけたいものです。投資経験の豊富な方でも、株は、「業績」さえ見ておけば大丈夫という接し方がの人が多いようです。残念ながら株はそれだけではありません。上昇率、下落率、上昇の日数、下げの日数、信用残、PER、利回り、テーマ性など、様々な複合的な要因で動きます。もちろん、業績は大切な物差しですが、それだけでは決まらないことは肝に命じておいて欲しいものです。
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2018年03月03日

買いたい時は3日待て=犬丸正寛の相場格言

買いたい時は3日待て 買いたいと思った時は、ほとんどの場合、思い入れが強く、気持ちが一直線になって余裕がなく、反対の動きなどは考えないので、深呼吸して、1、2、3と数えるくらいの気持ちで3日くらい待ちなさい。3日経って、それでもなお自分でいいと思ったら買ってみなさいという教えです。

 昔と違って、証券会社の店頭で、客同士が銘柄感を交わし、意気投合して、この銘柄しかないと熱くなることは、今では、なくなりましたが、それでも、雑誌、新聞、テレビ、各種のレポートなどで紹介されると買いたくなるのが投資家心理です。

 しかも、人間には小さい頃から、欲しいものは今すぐ手に入れたいという欲求本能がついていますから厄介です。玩具を買って欲しいと泣き叫ぶ子供の心理です。大人になればこうした幼児性は取れるものですが、株式投資になると、どういうわけか分別のあるベテラン投資家でさえ小さい頃の本能が頭をもたげて、熱くなって、かき立てられるように株買いに走る傾向があります。

 亡くなった弟が証券会社の支店で営業をやっていた頃、ノルマがあって、今日はこの銘柄を営業マン1人当り、数万株顧客に買わせるようにという支店長のきつい叱咤命令があったそうです。弟の勤務していた店だけでなく、昔はほとんどの証券会社でこのような大量推奨販売のノルマ営業が当然となっていました。

 昔は、業界トップの野村證券のことをノルマ証券と呼んでいたほどですから。そういう時の弟はひたすら下を向いて支店長の嵐のようなきつい言葉が頭の上を通過するのを絶えてガマンしていたといいます。

 そして、多くの営業マンが買い込んだ3日後くらいにその推奨株を買うと、おもしろいほど儲かってお客さんに喜んでもらったと言っていました。多くの営業マンの買いが一巡すると、売り物に押されて、3日目あたりから安くなるからだそうです。もちろん、今はこういう営業スタイルは全くありませんが、相場欄を見て、高い銘柄があると買いたくなる心理は今も以前も変わりはないようです。

 経営でも、即断即決など、スピード経営がもてはやされていますが、『段取り7分』といわれるように事前の準備はスピード経営だからこそ大切ではないでしょうか。とくに、規模の小さいベンチャー企業の経営者の方々は決まって、スピード経営を口にされますが、それで挫折した企業もたくさん見てきました。「早い決断、後の大きい後悔」という言葉を経営者は心に留めておいてほしいものです。
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