2017年06月29日

買い落城の安峠・売り落城の高峠

【過去の記事を紹介=2009-07-16 17:00】

買い落城の安峠・売り落城の高峠 落城とは、言うまでもなく戦いに敗れて城を明け渡すこと。峠とは、ここでは「フシ」「転機」と受け取ってください。安峠は底値、高峠は天井の意味です。これも当たり前の話ですが、戦いには必ず相手がいるのですが、しかし、株式投資については、「自分で銘柄を研究して投資をするのだから相手は関係ない。戦いがあるとすれば自分の欲との戦い」と思われている方も多いことでしょう。確かに、最終的には自分の欲との戦いですが、実際には欲があろうとなかろうと投資家はマーケットという戦いの場にさらされているのです。弓矢や砲弾こそ飛んできませんが、投資家の「欲」につけ込んだ心理戦なのです。

 戦国時代には全国あちこちで大小の戦いが繰り広げられたとありますが、武田信玄と上杉謙信のような大きな戦もありました。株式市場でも小さな相場、大きな相場が展開され、そこでの戦いの相手は「買い方」と「売り方」です。参加者ということでいえば、外国人投資家、生損保・投信・郵貯・年金などの機関投資家、一般企業、金融機関、団体、個人など非常に多岐にわたっていますが、厄介なのは、これらの投資家を買い方、売り方と決めつけることができないことです。買った株は売却しないと戦いに勝ったことにならないからです。したがって、昨日までは買いの強い味方だと思っていたが、今日は売りに回って敵となるのです。株式市場のほうが戦国時代より信用できない世界です。

 現在は外国人投資家が大きな戦いを仕掛けていますが、10数年前までは仕手筋による戦いでした。武器には信用取引が使われました。信用取引はお金を借りて株を買う、あるいは株券を借りて売却するという行為です。仕手筋はほとんどの場合、「買い方」で、戦う相手は信用で株券を売る「売り方」(カラ売り)です。三光汽船、グリコ、住友鉱山、帝国石油、不二家、中山製鋼など昭和40年代には、こうした信用取引を利用した買い方と売り方の戦いが数多く見られたものです。まさに、昔の戦国時代に匹敵するような乱世ではなかったかと思います。こうした仕手戦は信用取引という武器の使用期間が6ヶ月という制限のあったため勝敗の白黒がはっきりしたものでした。

 破れた買い方の場合は、信用取引のお金を返すために処分売りをしたところが底、即ち、買い方落城の「安峠」となり、売り方が敗れる場合は損を覚悟で株券を買い戻して返す、つまりこれを踏み上げとかイレ上げといいますが、売り方の落城となるわけで相場は高値をつける「高峠」と教えています。現在では昔のような仕手筋はいないようですが、外国人投資家を仕手筋と置き換えれば納得できることは多いと思います。今の外国人投資家はM&Aで日本の企業と戦い、最終的には日本の個人投資家に彼らが買い込んだ株を肩代わりさせるような戦いをやっているのではないでしょうか。外国人にやられない大和魂を見直したいものです。
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2017年06月27日

見切り千両、損切り万両

【過去の記事を紹介=2009-07-14 17:00】

見切り千両、損切り万両 見切ることには千両の価値があり、損切りすることには、その10倍の万両の価値があるという意味の格言です。

 株式投資においては、買いよりも売りのほうが難しいと言われますが、特に難しいのが「損切り」なのです。買う前に「損切りラインを決めておき、それを確実に実行する」と自分に言い聞かせていても、実際に買った後に値下がりすると、「きっと戻るはずだ」という根拠のない願望が、人間の心を支配するようになりがちです。

 「悪手が悪手を呼ぶ」という格言もあります。なんとか損失を取り戻そうと焦り、結果的に悪手を連発して、深みにはまってしまうこともあります。こうした悪循環に陥ると、なかなか抜け出すことはできません。

 そして損失が大きくなればなるほど、心理的にも追い込まれて、損切りすることがもっと難しくなるのです。もちろん、待っていれば願望どおりに戻ることもありますが、待っている間は資金効率が悪くなります。重要なのは資金を温存することです。したがって、致命的な損失を受けて手遅れになる前に、損切りを実行することが必要になってくるのです。

 「しまったは仕舞え」という格言もあります。誰にでも失敗はあるものですが、人間というのは、なかなか自分の失敗を認めることができません。しかし失敗に気がついたら、とにかくいったん潔く損切りして、その犠牲を無駄にしないで、次回の最善手を考えるべきでしょう。

 企業経営においては、成長を加速させるために、積極的な投資で事業を拡大させることや、新規事業に進出することは当然の戦略です。ときには、社運を賭けて大型のM&Aを実行することもあります。

 しかし見込み違いは必ずあります。どんなに周到な準備をしていても、思惑どおりに進まないこともあります。時期が悪かったということもあります。こうした場合に重要なのは、その事業を強気に継続するのか、あるいは勇気ある撤退を決断するのかということです。

 見込みが外れた事業を継続する場合、勝算があって信念を貫くのと、負けを認めるのが嫌で意地を張っているのとでは、大きく異なります。株式投資でも商売でも見切りは大切です。損切りをしたときは悔しくても、残った資金があれば、次の売買でその損失を取り返すことも可能です。損失を拡大させることは、なんとしても避けなければなりません。企業の存続そのものが危うくなることは、過去の数々の例が示しています。
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2017年06月24日

買い上手より売り上手

買い上手より売り上手 株式投資の真髄に近い言葉だと思います。買いにばかりにこだわるのではなく、それ以上に売り時の勉強をしなさいということです。

 これまで、多くの投資家の皆さんと接し、投資相談を受させていただいて感じたことは、ほとんどの投資家の方が、「買う」ことに神経を使われ、買い上手になろうとされていることです。もちろんそれは、決して悪いことではありませんが、買う時というのは、あわてなくても十分間に合いますので買い上手だけでなく、売りも考えた投資スタンスをとることが大切です。

 皆さんの投資スタンスをみていますと、正確にデータをとったわけではありませんが、うまく買おう、いい銘柄を買おうという意識が8割ていど、残り2割ていどが売りについてのものと見受けられます。しかも、売りについての考えは、どういう状況になったら売る、といった明確なものではなく漠然としたもののように感じられます。

 「買う」という行為では、銘柄選びと買うタイミングに分けて考える必要があります。時流に乗り、テーマ性があり、業績のよい銘柄を選ぶことが大切であることは言うまでもありませんが、ここで、さらに大切なことは個人投資家の方が、「この銘柄の良さに気がついたのは自分だけである」といった錯覚に陥らないことです。残念ながら、個人は情報収集力に優れた機関投資家には勝てませんし、銘柄レポートについても通常の商取引と同じように小口客より大口客が大切にされるはずです。

 つまり、一般の投資家の知った情報はすでにその情報で買っている人がいるのです。ですから、買いのタイミングは大口投資家がひとわたり買ったあとで、軟調となったところでも十分間に合うということです。「底値100日、天井3日」の格言が、今回の言葉と非常に近いものです。

 とくに、天井をつけて株価が下げに転じるときは一瞬です。あなたの周囲でどのくらいの人が強気になっているか、あるいは自分自身の中で目標値段を次々と上方修正していないか、といった売り時の研究が大切です。商売でも株式投資でも買うことは、お金さえあれば難しいことではありませんが、売るという行為はなかなか難しいものです。
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2017年06月22日

相場は人気7分に材料3分

【過去の記事を紹介=2009-07-14 17:00】

相場は人気7分に材料3分 人気を分解すれば「人」の「気」となります。気(け)とは、ざわめきや人の気配の多いこと、つまり、多くの人が集まり、注目している状態ということになります。投資する場合は、多くの人が注目するだろう、と思われる銘柄の中から選ぶことが大切、と教えています。『人気を知ることが相場に克つ道』とも教えています。

 人気とは、なかなか難しいものですが、案外、ヒントは身近にもあります。空気がきれいで、おいしい水のある田舎でも人が集まらないと寂しく、土地の値段も上がりません。歌は上手なのになぜか人の集まらない歌手、勉強がよくできて真面目だが、なぜかモテない男子学生、同じ商店街にあってなぜか売れる店と売れない店など、数えれば、きりがないほどです。

 仮に、商店街で隣り同士に魚屋さんがあったとします。どちらも、新鮮さは同じ程度なのに、不思議と片方が売れて、もう片方には人が寄り付かないことがあります。こういった場合、しばらく眺めていますと、売れている店は、掛け声も大きく威勢のよいことが分かります。ところが、もう一方の店は、人のよさそうな店主ですが、声を出すこともなくおとなしいのです。人間的には、おとなしい店の主人がすばらしいかもしれませんが、商いをやっている以上は売れてナンボの世界ですから、やはり威勢のよいのが人気の基本ということになるのではないでしょうか。

 銘柄を見るときは、業績がよいか、財務内容はどうかなどのデジタル的な材料面に先ず目が向きます。決して、間違いではありませんが、さっきの元気のいい魚屋さんと、おとなしい魚屋さんの例えのように、業績だけではだめなのです。1株利益が同じであっても、人気をはかる投資尺度のPER(株価収益率)が、一方は40倍、片方は20倍ということが起こります。もちろん、PERは高いほうが人気の高いことを現しています。1株利益が同じであっても、こうした人気に差が生じるのは、発行株数の多少、先行きに対する展望、知名度、分かりやすさ、親しみやすさ、一等地に本社がある、経営者への信頼性や親しみやすさといった、どちらかといえば人間臭さのあるアナログ的な要素によるところが多いのが特徴です。格好がよくてサービス精神のある歌手や俳優に人気があるのと同じように、銘柄も格好のいいのが人気があるのです。

 株式投資で、「人気」を理解するうえで有名な言葉があります。経済学で著名なケインズ先生は、株式投資は「美人投票のようなもの」と言っています。自分好みの美人を選ぶのではなく、多くの人が誰を美人と思うかを予想することが大事であると著しています。自分でよいと思う銘柄より、多くの投資がよいと思う銘柄を選ぶことが儲けるコツというわけです。
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2017年06月20日

急がば回るな(見送りの姿勢)

【過去の記事を紹介=2009-07-13 17:00】

急がば回るな(見送りの姿勢) 先日、深夜のテレビでのゴルフ番組だったと思いますが、『急がば回るな』とありました。ゴルフの世界で、「回るな」とは、どういうことを意味するのか、よくは分かりません。遠くで雷の稲光がしたら「回るな」ということかもしれません。あるいは、無理をして大きい池を越えて飛ばそうとするなと言うことかもしれません。しかし、株には大いに参考となる言葉です。

 本来は、人生、ビジネス、株式投資でも『急がば回れ』です。急ぐ時ほど、近道をしたくなるのは人の常です。早く結果を見たい、早く果実を手にしたい。よく言えば向上心が強く、やる気満々と言えます。しかし、勝負ごとは、ほとんどの場合、急ぐほどうまく行かないものです。ゴルフで打ち急げば、上半身と下半身のスイングがアンバランスとなってミスショット。気持ちが先に行って、ボールの行方を少しでも早く見ようとすればヘッドアップでボールはわずかしか飛んでくれません。

 勝負ごとというものはスポーツだけではありません。人生だって、ビジネスだって、株だって戦いであり勝負です。サバンナに生きる動物のように、本来は食うか食われるかが生命体の本来の姿です。ビジネスで負ければ倒産。もちろんツキもありますが、人生で遊び・快楽に負ければ、野球でいえばユニホームを着てベンチに入ることができません。

 昔の人は、『あわてる乞食はもらいが少ない』とも言いました。勝負ごとに対する「急ぎの気持ち」を抑えることの大切さを教えています。大きい勝負を仕掛ける時ほど、深呼吸をして、すぐにとりかかるのではなく、辿りつく道がいくつあるかくらいを見極めるゆとりが大切でしょう。そして、時には、この言葉のように『回るな』という、見送りの姿勢も必要でしょう。

 特に、相場の世界では、『明日もマーケットは開く』のです。難しく、無理だと思えば投資を見送るべきです。『知らない、分からないものには手を出すな』、『買うべし、売るべし、休むべし』などの教えもあります。1株、2株の小口で超短期売買なら、むしろ急ぐことが重要でしょう。ゆっくり構えて、「回り道」していたら儲けのチャンスはなくなります。しかし、株式投資が人生の全てではありません。営みの中の一部分と位置づけ、人生を豊かにしてくれるものとして取り組むなら、「急がず」、そして、「回らず」の見送りの気持ちも大切でしょう。
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2017年06月17日

希望的観測では成功はおぼつかない 株投資では尚更である

希望的観測では成功はおぼつかない 株投資では尚更である 「人間なんて小さい存在、すべては天まかせるべし」、「明日には明日の風が吹く」といった堂々たる気構えの人生も悪くはないし、現にそういう人生を送られている人もいるでしょう。しかし、限られた時間の中で、「この世は私が私になるところ、あなたがあなたになるところ」(相田みつお氏)であり、自己実現を果たそうとすれば悟り人のように泰然と構えてばかりはおられません。

 とくに、昔のように殿様まかせの時代なら、先行き人生も決まっていましたから希望的観測も仕方なかったと思いますが、自己責任が定着している今日では自分の人生は自分で決め実行が求められ、希望的観測は許されない時代です。ましてや、株投資では、買った後で、「上がってほしい」という希望的な見立てでは成果は難しいといえます。現実のマーケットを直視しプラスとマイナスに仕分けし現実に即した相場見通しに基づいて大切な資金を投じる時代ではないでしょうか。
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2017年06月15日

買いたい時は3日待て

【過去の記事を紹介=2009-07-10 17:00】

買いたい時は3日待て 買いたいと思った時は、ほとんどの場合、思い入れが強く、気持ちが一直線になって余裕がなく、反対の動きなどは考えないので、深呼吸して、1、2、3と数えるくらいの気持ちで3日くらい待ちなさい。3日経って、それでもなお自分でいいと思ったら買ってみなさいという教えです。
 昔と違って、証券会社の店頭で、客同士が銘柄感を交わし、意気投合して、この銘柄しかないと熱くなることは、今では、なくなりましたが、それでも、雑誌、新聞、テレビ、各種のレポートなどで紹介されると買いたくなるのが投資家心理です。
 しかも、人間には小さい頃から、欲しいものは今すぐ手に入れたいという欲求本能がついていますから厄介です。玩具を買って欲しいと泣き叫ぶ子供の心理です。大人になればこうした幼児性は取れるものですが、株式投資になると、どういうわけか分別のあるベテラン投資家でさえ小さい頃の本能が頭をもたげて、熱くなって、かき立てられるように株買いに走る傾向があります。
 亡くなった弟が証券会社の支店で営業をやっていた頃、ノルマがあって、今日はこの銘柄を営業マン1人当り、数万株顧客に買わせるようにという支店長のきつい叱咤命令があったそうです。弟の勤務していた店だけでなく、昔はほとんどの証券会社でこのような大量推奨販売のノルマ営業が当然となっていました。
 昔は、業界トップの野村證券のことをノルマ証券と呼んでいたほどですから。そういう時の弟はひたすら下を向いて支店長の嵐のようなきつい言葉が頭の上を通過するのを絶えてガマンしていたといいます。
 そして、多くの営業マンが買い込んだ3日後くらいにその推奨株を買うと、おもしろいほど儲かってお客さんに喜んでもらったと言っていました。多くの営業マンの買いが一巡すると、売り物に押されて、3日目あたりから安くなるからだそうです。もちろん、今はこういう営業スタイルは全くありませんが、相場欄を見て、高い銘柄があると買いたくなる心理は今も以前も変わりはないようです。
 経営でも、即断即決など、スピード経営がもてはやされていますが、『段取り7分』といわれるように事前の準備はスピード経営だからこそ大切ではないでしょうか。とくに、規模の小さいベンチャー企業の経営者の方々は決まって、スピード経営を口にされますが、それで挫折した企業もたくさん見てきました。「早い決断、後の大きい後悔」という言葉を経営者は心に留めておいてほしいものです。
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2017年06月13日

大回り3年、小回り3月(日柄のフシ目)

【過去の記事を紹介=2009-07-09 17:00】

大回り3年、小回り3月(日柄のフシ目) 源氏鶏太さんのサラリーマン小説に、「三日三月三年」がありました。入社して3日目に学生時代と違う職場の空気が嫌になり、3カ月目には上司や同僚など人間関係が嫌になり、3年目には今の仕事が本当に自分に向いているのだろうかと仕事が嫌になり、それらをそれぞれ乗り越えて一人前のサラリーマンに育って行くというストーリーだったと思います。株にも同じように日柄のフシ目があります。

 小回り3月は、「人のウワサも75日」から来ていると思われます。昔は土曜日も株式の売買が行われていましたので、1ヶ月の立会い日数は25日の時が多く3ヶ月はちょうど75日になります。興味本位のウワサも75日も経てば新鮮さが消えて話題にならなくなるように、株式に対する材料も好材料だろうと悪材料だろうと色あせてしまい材料としての力がなくなります。したがって、好材料で上げてきた相場、あるいは悪材料で下げてきた相場も3ヶ月経過すれば、ひとまず天井打ち、あるいは底入れするので買いはいったん利食い、カラ売り(株券を借りて売ること)は買い戻すのがいいと教えています。現在でも、信用取引を利用して買った銘柄が3ヶ月経った時点で儲かっていなかったら期日いっぱいの6ヶ月間も粘らないで処分するのがよいといわれ、信用買いのメドとして使われています。

 3ヶ月目が信用取引などを利用した比較的短期売買のめどとして使われるのに対し、3年目は中長期での日柄のフシとして使われます。買った銘柄をいつまで持っていようと誰からも文句を言われない現物買いでも、3年も持てば源氏鶏太さんの小説のように「本当に自分に向いてる仕事だろうか」と思うのと同じように、「この銘柄をこの先も持ち続けていいのだろうか」と思うようになります。最初はいいと思って長く持ち続けようと思った銘柄でも、ほかの銘柄が軽やかに動いたりすると目移りするようになってしまうものです。女性投資家より男性の投資家にこの傾向が強いようです。

 終身雇用制度の崩れた今の状況では新入社員の定着率は極めて悪くなっています。空気が合わないというだけで3日目くらいで辞めてしまうケースも結構あるようです。「3日3月3年」を乗り越えて、1つの職場で定年まで働こうという鶏太さんのがんばろう物語ではなくなっています。少子高齢化で生産人口が減少する日本では従業員確保面から「3日3月3年」はキーワードとなってくるのではないでしょうか。また、安定株主の確保面からは3年ごとに株主向けのメリハリの効いたIRイベントなどを実施することも必要だろうと思います。


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2017年06月10日

思いつきでの売買は大ケガのもと

思いつきでの売買は大ケガのもと 相場は一見、時の流れに身をまかせるかのように気まぐれに動いているようにみえても、実際は人間にとって命から2番目に大切なお金を動かしているのですから、思いつきで投資して儲かるほど単純なものではないと戒めている言葉です。

 たしかに、景気が大きな底入れから回復に転じているような時は、何を買っても儲かるような時もないとはいえません。むしろ、そういう局面ではあれこれ理屈を言うより、思いつきやひらめきの単純さで買った方がよい場合もあります。

 しかし、それは偶然に景気回復局面に出くわしたからにすぎません。今までうまくいったからといって、いつまでも景気が好調という単純な発想を続けていますと、仮に、その景気が天井圏だったとしたら大きな下げに見舞われ、損失が出ることは明らかです。

 プロ野球は年間140試合程度あります。この140試合をどう戦っていくかをチームのリーダ達は考えているのです。年間のチーム勝率が6割を超えれば、リーグでの優勝が可能になります。監督、コーチのみなさんは、140試合中、6割に当たる84勝以上に、いかにもっていくかを考えて戦っているのです。決して、思いつきだけで戦っているのではありません。思いつきの野球ではリーグ優勝はできません。選手一人一人を知り、適材適所で力を発揮させることのできる監督が優勝の美酒を飲めるのです。

 株式投資もまったく同じです。選手にあたるのが個々の銘柄であり、その銘柄がどのような局面で活躍するのかなどを研究しなくてはいけません。もちろん、あれこれ考えたり研究した末で、ジャッジ(決断)しなくてはいけないときはヒラメキのような直感も大切だろうと思います。しかし、そうしたヒラメキも日ごろの考える行動の積み重ねの中から生まれてくることを知るべきです。

 ツキやヒラメキは単純な日ごろの思いつき生活スタイルからは、決して生まれてきません。まして、経営においては、株式投資以上に考えることが大切です。株式投資なら自分だけのこととして片付けることもできますが、会社には従業員やその家族、さらには関係取引先もあります。経営トップの軽率な思いつき経営では会社を破綻に追い込んでしまう可能性がありますし、現実に上場企業の中からも「思いつき経営者」によって倒産したところもあります。とくに、思いつきは、過去の成功に頼った自惚れから派生する場合がほとんどですから、株式投資も経営も謙虚さを失ってはいけないといえるでしょう。
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2017年06月08日

釣りも株も魚のいるところでやれ

【過去の記事を紹介=2009-07-08 17:00】

釣りも株も魚のいるところでやれ 当たり前の話です。何を今さら、との思いもあるでしょう。ところが、意外と魚のいないところで、糸を垂らして、ご満悦に浸っていることはあるのではないでしょうか。

 特に、優秀な釣竿など道具がすばらしいと、ついつい、持ち物に頼ってしまいがちです。道具が良いのだから釣れるはずだと。同じようなことは、われわれサラリーマンのゴルフにも似ています。飛ばしや石川遼プロと同じドライバーを持つと、自分も300ヤードのドライバーが打てる気持ちです。もちろん、それが悪いということではありません。仮に、安いゴルフクラブを使っていると、「道具が悪いから飛ばないのだ」と、逃げてしまいます。高い値段のゴルフ道具や釣り道具なら、もう言い訳はできません。あとは「練習」あるのみです。その意味では、良い道具効果は大いにあります。

 ただ、ゴルフと釣りの違いは、ゴルフボールは止まっています。しかし、魚は餌を求めて動き回ります。最近の異常気象で、魚の居る場所も変わっているのではないでしょうか。以前なら、よく釣れた場所も釣れなくなっているのではありませんか。

 この意味では、株式投資はゴルフより釣りに似ているようです。相場における銘柄も魚のように絶えず動き回っています。しかも、気象変化と同じように、経済も従来とは違った動きをするようになっています。従来の常識が通用し難くなっています。自分では魚が居るはずでも、的外れの可能性はあると思います。

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株式投資情報ブログ