2017年05月09日

大きな上放れ、下放れには素直につけ

【過去の記事を紹介=2009-06-24 18:00】

大きな上放れ、下放れには素直につけ 長期間にわたって保合った相場が大きく上下に動いた時は、理屈抜きで素直にその動きについてみなさいという教えです。

 相場が保合うときは、強気と弱気が入り乱れて、上にも下にも行くことができない膠着状態のときです。それでは、どのような相場局面で保合いが出るのかをチャートで眺めてみますと、大きく分けて、(1)底値圏での保合い。(2)中段での保合い。(3)高値圏での保合い。の3場面があるといえます。

 底値圏では景気が悪いなどの理由で下げてきた相場が下げなくなった時です。この局面では依然として景気指標などが悪く、多くの人が弱気に傾いています。しかし、弱気の多い割に相場が下げなくなったことは、売る人がかなり売り切ったからです。このような局面では、『相場は相場に聞け』という格言が役立ちますので思い出してください。

 中段での保合いでは、底値圏から上昇してきた相場の上値が重くなることですが、このようなケースは安値から3割ていど上昇したときが多いようです。

 そして、高値圏での保合いは、相場が安値から2倍ていど上昇したときにみられます。経済、企業業績などのファンダメンタルズは良いのですが、投資家に「もういいだろう」という心理が芽生え、利益確定売りを出したり、カラ売りも顕著になってきます。

 このように、どの局面であれ保合い相場では、強気と弱気の見方も一理ある状態になって動きが止まってしまいます。このような保合い相場で、「大きな陽線・陰線」の足が出現したら、陽線なら強気、陰線なら弱気の姿勢をとることがいいと教えているのです。この場合、どのくらいを大きな陽線、陰線というかの決まりはありません。日経平均でも個別銘柄でも、それまでのチャートを振り返って眺めて、明らかにそれまでと違う大きな陽線、陰線が出た場合です。

 ここで気をつけなくてはいけないのは、小さな陽線、陰線で保合いを放れたケースです。保合いを放れたとみせて、天井や底値となるケースが目立つからです。景気動向が大きな影響をおよぼす企業経営においても、保合いは悩ましい局面で、この見極めいかんによって業績を左右します。
posted by 相場格言 at 09:00 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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