2017年05月30日

幽霊と仕手は正体の分からないうちがいい

【過去の記事を紹介=2009-07-02 17:00】

幽霊と仕手は正体の分からないうちがいい 「幽霊の正体みたり枯れ尾花」という川柳がありますが、尾花とは、いうまでもなく秋のすすきです。夕暮れの薄暗い田舎道で、風に揺れるすすきの穂をみて幽霊が出たかと飛び上がったりするものです。その場所で、昔、若い娘が命を絶ったといった話を聞かされていたりするとなおさらです。だが、目を凝らしてよくみるとすすきの穂が何本か、風に揺れていると分かれば、「なんだ、すすきの穂か」と安心します。

 このように、正体が分からないと恐いことから、株の世界でも同じような使い方をします。ある日突然動き始めた銘柄を誰がどういう理由で買っているかが、分からないほど思惑が高まって大きい相場になりやすいという教えです。

 「仕手」とは、能楽や狂言の主役のことですが、株の世界では特定の銘柄を買い集めて人気化させる、いわば特定の銘柄に対し主導権を持った人、あるいは何人かの集りの集団を仕手筋と呼びます。ただし、昔と今と違うのは、昔はインサイダー取引規制や株価操縦規制などがなく、特に、昭和40年代初め頃までは中山製鋼、三光汽船、グリコなどの北浜仕手銘柄といわれる人気株が大きな相場をつけました。

 若干、時間をいただいて、仕手株に育つ過程を紹介しましょう。まず、仕手といえば理屈よりなりふり構わず儲けることが中心の関西の独壇場ですが、その関西の仕手筋が、目をつけた銘柄を買い上がることから始まります。そうすると、こんな業績の銘柄がこんな高値をつけるのはおかしいと、カラ売り(株券借りて売ること)が入ります。この時、決まってカラ売りをしてくるのは理屈優先の東京の投資家であることを関西の仕手筋は読んだ上で仕掛けてきます。最初は、東京に花を持たせる形で下げさせます。「やっぱり割高だった。われわれが正しかった」と思わせるのが狙いで、その後、関西の強力な買い上げに対し、東京系がますますカラ売りを仕掛けて、最後はカラ売りの買い戻しができないまでに人気化させるのです。中山製鋼では自殺者まで出たほどです。

 人気銘柄に育つ場合、仕手の正体が分からないほうが、思惑が思惑を呼んで大きな相場となります。早々と正体が明らかになると、資金量やクセなどが読まれてしまって、相場が大きくなり難いといわれています。現在では、まとまった株数に達すると当局に届け出なくてはいけません。つまり、正体を最初から明らかにして、昔の武士のように「われこそ・・・、尋常に勝負」とうわけです。買い方と売り方の間に入って仲裁する人も、いなくなりましたので、現在は正面から堂々と受けて立つ力量が求められる時代といえるでしょう。
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2017年05月27日

株は千里を行って千里を帰る

株は千里を行って千里を帰る 虎は1日に千里の道を往復するという中国の諺からきている言葉です。普通、ここでいう虎の場合は2つの意味で使われています。(1)1日で千里も往復するという元気、勢いのよさを表す場合、(2)自分の子供のことを想って千里の道でも帰ってくる、という子供を想う親の気持ちを表している場合、の2つです。

 株式の格言で使われるときは、勢いのよさを表す言葉として捉えられているとみてよいでしょう。ただ、込められている意味合いとしては、気をつけなさいという注意が強いように思われます。つまり、虎は行く(値上り)だけではなく、帰って来る(値下がりする)という両面をみることが大切ということです。

 「虎のように元気よく値上りする銘柄ほど、元のスタート位置に戻るのも早い」という意味です。したがって、有頂天にならず、深追いは避けたほうがよいと説いています。とくに、1日に千里を行って千里を帰るという虎のように勢いのある銘柄となると、そう多くはありません。

 ほとんどの場合は、「仕手株」といわれる人気株が虎の千里に当てはまる銘柄です。何年もかけて、数倍に値上りする場合は、下げる時、つまり元の位置に帰って来る場合も多くの時間がかかりますが、短期間に急騰した銘柄は、短期間に急落することが多いことから、このような言葉になっていると思われます。

 類似した格言に、『急騰は急落に通じる』、『短期急騰ほど往って来いは早い』などがあります。往って来い、とは元の水準まで戻るという意味です。かつては、中山製鋼、グリコ、三光汽船などの北浜仕手株といわれた銘柄が短期急騰、短期急落となったものですが、最近では新興市場の小型銘柄に、虎の千里に当てはまるような銘柄が多いのではないでしょうか。昔のように仕手が介入したためではなく、発行株数が非常に少ないところへ人気が先行するため急騰につながることがあります。

 世の中はすべてにおいて、スピードアップしていることは間違いありません。経営ものんびりはやっておれないのは事実ですが、短期間での成長を狙うと消えて行くのも早いことを肝に命じておくべきでしょう。
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2017年05月25日

出遅れ株は深追いするな(天井つかみ懸念)

【過去の記事を紹介=2009-07-01 17:00】

出遅れ株は深追いするな(天井つかみ懸念) 相場の最終場面で買われる出遅れ銘柄は、天井つかみとなる懸念が強いので深追いせず短期勝負を心がけるのがよいという教えです。言葉にすれば簡単でも、なかなか実行できないのが相場の難しいところですが、投資相談で一番多いのも、実は、出遅れ銘柄に対するものです。失敗しないためにも、投資にあたって心しておきたい格言です。

 では、出遅れ銘柄とは、どのような銘柄でしょう。出遅れというからには、比較する対照があるはずです。株式市場で真っ先に買われる銘柄は、(1)将来に対する夢があり、(2)発行株数があまり多くない小型株で、(3)現実の業績もまずまず、という銘柄です。今なら環境、資源・省エネルギー、高齢化、人手不足、防衛などに関連した銘柄で、投資家の多くが先行きに期待を持つ銘柄です。当然、こうした人気のある銘柄はマーケットで先行して買われ、しかも、マーケット全体を引き上げることに大きく貢献します。

 しかし、人気株といえども、いつまでも上がり続けることは無理です。そうなってきますと、投資家の目は、動いていない銘柄、つまり出遅れ銘柄に移ることになります。時流に乗る材料はないけれど、財務内容が良く、利益水準も高い、という共通点のある銘柄です。指標でみれば、PER(株価収益率)が全体の平均より低く、PBR(株価純資産倍率)も1倍前後と低く、配当利回りが2%近くあるような銘柄です。つまり、割安銘柄です。しかし、ここで、大切なことは割安銘柄に対して過大な期待をかけないことです。『割安に買いなし』の格言もあるように、割安に置かれているにはそれなりの理由があるからです。夢がなく人気のない銘柄だから、先行して買われることがなく割安に放置されているのです。

 日経平均との関係でみますと、日経平均は人気銘柄と共に上昇し、人気銘柄の頭打ちと一緒に最初の天井をつけます。一番天井といいます。その後、調整して、日経平均は出直ってきますが、この出直りで買われるのが出遅れ銘柄です。残念ながら、こうした出遅れ銘柄は人気性に乏しいため上値には限界があり、日経平均は一番天井を抜くことができず、二番天井をつけて大きな下げに向かいます。

 このように、出遅れ銘柄は相場の最終局面で買われることが多く、『底値100日、天井3日』の短命相場となってしまいます。とくに、投資家の皆さんが出遅れ銘柄で失敗するのは、指標面で割安のため、もっと上に行くだろうと過大な期待をかけてしまい、売り時を逃してしまうことです。相場の世界では、「大器晩成」はなく、良い銘柄から買われるのです。
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2017年05月23日

卵はひとつの籠に盛るな(分散投資が大切)

【過去の記事を紹介=2009-06-30 17:00】

鬼より恐い一文新値(強烈な天井) 高値をつけた相場が調整安のあと、再度、買われてきた時、最初の高値をわずか1文しか更新できなかった場合、強烈な天井になるという教えです。
 1文」とは、江戸時代の穴の開いた通貨です。書物を紐解くと、全国の金銀の鉱山を支配下に置いた江戸幕府によって、わが国で初めて全国統一規模の通貨制度、即ち金、銀、銅の3種類による「三貨制度」が出来上がりました。それぞれに単位があり、金貨が両・分・朱、銀貨は貫・匁・分、銭貨(銅)が貫・文となっていて、現在の「円」という統一単位で生活している我々からみると大変ややこしいものだったと思います。ここでいう1文は現在の1円玉と同じといえるでしょう。
 相場とは、昔は米相場などの商品が中心です。今のようにパソコンでデータ管理ができているわけではありませんから、厳密に以前の高値がいくらだったか分からなかったと思われますので、ごく短期間の高値を意味したものだと思います。
 現在で、信用取引の通常の決済期限である6ヶ月程度とみておけばいいと思います。日経平均株価などの指数でも個別銘柄でも通用する格言ですが、例えば、Aという銘柄の3ヶ月前の高値が1000円で、一旦、700円程度まで調整した株価が買い直される時、大体3つのケースがあります。950円程度までしか買い直されないケース、先の高値とほぼ同じ1000円まで買われるケース、そして、一気に1100円のように高値を大きく更新するケースです。
 問題なのが2番目のケースで二番天井といわれるものです。1番目のケースなら戻したものの弱い動きであることが認識できるため持株を手放すなどの対応ができますが、同じ値段まで戻すことで持株を手放すどころか、逆に強気になって買い増しさえする心理となってしまうのです。しかも、1001〜1010円のようにわずかだけ高値を更新して、いかにも強く見えるのに伸び切れず天井となってしまう、投資経験の豊かな人でも高値更新で買ってしまうため、鬼よりも恐い1文新値と言って、嫌がっているのです。
 前の高値を抜いたところで買えば、比較的楽に儲けることができるという安易な考えがあるためですが、実業の世界でも同じではないでしょうか。商売などでは2匹目のドジョウや2番煎じなど相場の二番天井に近い言葉があり、安易さに対し警告しています。
 他社が売り出した商品について、リスクがないと判断した上で、後追い展開するビジネスモデルの大手家電もありましたが、結局はリスクが取れない二番天井型経営となって長い目でみれば元気のない体質となってしまいます。鬼より恐いモノマネ経営といえるのではないでしょうか。相場での銘柄発掘、企業の新製品開発などやはり積極的に取り組んで行く姿勢が大切といえるでしょう。
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2017年05月20日

下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する

下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する もちろん、下値不安のなさそうな銘柄にじっくり投資することを否定するものではありません。実際、大口の機関投資家等は3〜5年といった期間を設定してじっくり投資を行っています。投資を極論すれば、「値上り狙い」と、「配当狙い」になるはずですから、もし、あなたが値上り狙いに主眼を置いているというのなら、下値不安の乏しい銘柄中心では多くの果実は期待できないでしょう。

 下値不安のないことが「とりえ」という銘柄は、全般相場上昇の最終局面で少し買われるていどにとどまるはずです。「子供は暴れん坊くらいがちょうどいい」といわれるように相場においても荒い値動きをする銘柄ほど値上り狙いの妙味があるのです。

 怖いというだけで、気持ちは値上狙いにも関わらず、下値不安のない銘柄ばかりに投資していたのではイライラするだけでほとんど成果が望めないと思います。株投資でTOPIX等の指数以上の値上りを取ろうとするなら元気のよい銘柄を研究するべきだと思います。
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2017年05月18日

鬼より恐い一文新値(強烈な天井)

【過去の記事を紹介=2009-06-29 17:00】

鬼より恐い一文新値(強烈な天井) 高値をつけた相場が調整安のあと、再度、買われてきた時、最初の高値をわずか1文しか更新できなかった場合、強烈な天井になるという教えです。
 1文」とは、江戸時代の穴の開いた通貨です。書物を紐解くと、全国の金銀の鉱山を支配下に置いた江戸幕府によって、わが国で初めて全国統一規模の通貨制度、即ち金、銀、銅の3種類による「三貨制度」が出来上がりました。それぞれに単位があり、金貨が両・分・朱、銀貨は貫・匁・分、銭貨(銅)が貫・文となっていて、現在の「円」という統一単位で生活している我々からみると大変ややこしいものだったと思います。ここでいう1文は現在の1円玉と同じといえるでしょう。
 相場とは、昔は米相場などの商品が中心です。今のようにパソコンでデータ管理ができているわけではありませんから、厳密に以前の高値がいくらだったか分からなかったと思われますので、ごく短期間の高値を意味したものだと思います。
 現在で、信用取引の通常の決済期限である6ヶ月程度とみておけばいいと思います。日経平均株価などの指数でも個別銘柄でも通用する格言ですが、例えば、Aという銘柄の3ヶ月前の高値が1000円で、一旦、700円程度まで調整した株価が買い直される時、大体3つのケースがあります。950円程度までしか買い直されないケース、先の高値とほぼ同じ1000円まで買われるケース、そして、一気に1100円のように高値を大きく更新するケースです。
 問題なのが2番目のケースで二番天井といわれるものです。1番目のケースなら戻したものの弱い動きであることが認識できるため持株を手放すなどの対応ができますが、同じ値段まで戻すことで持株を手放すどころか、逆に強気になって買い増しさえする心理となってしまうのです。しかも、1001〜1010円のようにわずかだけ高値を更新して、いかにも強く見えるのに伸び切れず天井となってしまう、投資経験の豊かな人でも高値更新で買ってしまうため、鬼よりも恐い1文新値と言って、嫌がっているのです。
 前の高値を抜いたところで買えば、比較的楽に儲けることができるという安易な考えがあるためですが、実業の世界でも同じではないでしょうか。商売などでは2匹目のドジョウや2番煎じなど相場の二番天井に近い言葉があり、安易さに対し警告しています。
 他社が売り出した商品について、リスクがないと判断した上で、後追い展開するビジネスモデルの大手家電もありましたが、結局はリスクが取れない二番天井型経営となって長い目でみれば元気のない体質となってしまいます。鬼より恐いモノマネ経営といえるのではないでしょうか。相場での銘柄発掘、企業の新製品開発などやはり積極的に取り組んで行く姿勢が大切といえるでしょう。
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2017年05月16日

利食い千人力

【過去の記事を紹介=2009-06-26 17:00】

利食い千人力 仮に、買った株が100万円儲かっていようとも、利食いして利益を確定しないと、本当に儲かったことにはならないので、欲を出し過ぎないで利食いすることの大切さを説いている言葉です。

 儲かっていても、それは、あくまで評価益であり、含み益であり、非常に流動的なものなので、もしアメリカで起きた同時多発テロのような突発的な大きい悪材料が出たら、含み益は吹っ飛んでしまいます。

 とくに、現物株投資に比べ、リスクの大きい、お金を借りて株を買う信用取引においては、相場見通しに迷いが出たら、利益の出ている間に利食っておきなさいと強く教えています。

 1000円の株を1万株買うと購入代金は1000万円ですが、信用取引の場合、通常は30%の300万円を担保に差し入れて、1000万円相当の株を買います。

 もちろん、借りたお金には、結構、高い金利がかかります。もし、この例で、買った株が1000円から700円に下がったらどうなるでしょう。自分の能力範囲で買う現物投資なら、「あー、あー、下がったか。上がるまで待つか」と、自分さえ納得すればすみますが、信用取引ではそうはいきません。ある意味で、借金取りより厳しいのが、信用取引の担保切れによる「追証」の要求です。

 株価が300円値下りすれば、1万株ですから300万円の損失です。差し入れた担保保証金300万円は吹っ飛びます。株価700円に対し、さらに30%の210万円の追加保証金を差し入れるように厳しい要求がきます。追証に応じるか、700円で売却して最初に差し入れていた300万円で穴埋めするか、さらに700万円出して現物で買い取ることになります。

 信用取引の場合は買い値から10%上昇したら売るといわれます。このことから、売って懐に入れてしまえば、千人の味方にも匹敵するという意味で、「利食い千人力」の格言が説得力をもつのです。利食ってしまえば、誰からも文句を言われることはないのです。

 戦後の高度経済成長の時代には、土地の値段は右肩上がりでしたから、借金(株なら信用買い)してでも土地を買っておけばよく、土地については「利食い千人力」の言葉は当てはまりませんで、むしろ、土地を持っていない人や企業がバカ呼ばわりされた時代でした。1990年のバブル天井で一転、土地は急落、借金で土地を持っていた企業ほど厳しい状況に追い込まれて、最悪のケースでは経営破たんとなってしまいました。個人も企業も、世の中というものは、ほどほどがいいようで、有頂天や迷っているなと思うときは、この格言を実行したいものです。
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2017年05月13日

人も相場も好悪を愛でる(長所も欠点も共に愛する気持)

人も相場も好悪を愛でる(長所も欠点も共に愛する気持) 人を愛するときは、先ず、その人の良いところ、チャーミングなところに目が行くのが普通で自然です。しかし、お付き合いが長くなってくると、気のつかなかったことが、いろいろと見えてくるものです。ましてや、結婚生活となると、好きだ、惚れただけでは生活できません。必ず、人それぞれには、小さいときからの生活、とくに親からの刷り込みで、知らず知らずとクセを身に纏っているものです。

 歯磨きチューブが曲がったままとなっているのが嫌で離婚したという話もあるほどです。人を愛し、共に歩む以上は相手の良いところだけでなく、少々の欠点も一緒に愛する気持ちが大切ではないでしょうか。「良いところ取り」、だけでは社会生活はうまくいかないと思います。

 相場でも似ているのではないでしょうか。マーケット、あるいは投資しようとする銘柄には、必ず、良いところ、物足りないところがあります。人間でも若い時は、素敵、可愛いが先に立って、「恋は盲目」、といわれるようになるものです。文学の世界ならそれもいいのでしょうが・・・。

 相場という勝負の世界は、「ホレタ、ハレタ」では勝てません。特に、株初心者は材料の良いところだけに目が行きがちです。表と裏の両方があってコインが形つくられているのと同じです。相場にも、必ず、好悪材料の両方が存在するのです。同じ材料でも、買いだと思う人がいれば、反対に「空売り」(株券を借りて売る)をする人までいるのです。惚れた相手の長所も欠点も共に愛する気持ちで、投資に臨むことが大切です。少なくとも、分かっていればあわてないですむはずです。
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2017年05月11日

日本人が来れば天井

【過去の記事を紹介=2009-06-25 17:00】

日本人が来れば天井 外資系のファンド等の間で囁かれる言葉です。為替でも株でも土地でもなんでも日本人が群がって買ったら天井ということのようです。特に、昭和40年代頃の高度経済成長時代の日本人はその傾向が目立っていたようです。

 もともと、われわれ日本人には、目立たず、控えめが美徳とされ、お上や年配者の言うことは正しいと教え込まれてきました。資源のない日本が、ひとりひとり、ばらばらでは発展できなかったのです。とくに、徳川幕府の長く続いた江戸時代にこうした礎ができたといえます。ましてや、長い鎖国の反動で外国人に横文字を使われると、すぐに信じる傾向がありました。外国人投資家が買っているというだけで日本の投資家はチョウチン買いしました。「トウキョウ・キャピタル・ロード」といった、もっともらしい横文字で東京湾岸の土地持ち銘柄を買い漁って、日経平均3万8915円の富士山級の高値をつけました。

 経済大国日本を「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とおだてて、アメリカ中心地の土地を買わされて天井。彼ら外国人は、日本人を疑問を持たず、横並び意識が強く、バスに乗り遅れまいとする意識の強い国民と見ています。もっとも、最近の日本人は利口になって横文字を使って、おだてられても簡単には乗らなくなりました。それでも、「レーティング」と言った横文字を使うなど、あの手この手で日本個人投資家の懐を狙っています。イチローさんがアメリカの選手を向こうに回して戦っているように、われわれ日本の投資家も青い目の投資家に負けないようにしたいものです。早く、こうした言葉がなくなり、逆に、『外国人投資家の反対をやると儲かる』くらいの格言を作りたいものです。
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2017年05月09日

大きな上放れ、下放れには素直につけ

【過去の記事を紹介=2009-06-24 18:00】

大きな上放れ、下放れには素直につけ 長期間にわたって保合った相場が大きく上下に動いた時は、理屈抜きで素直にその動きについてみなさいという教えです。

 相場が保合うときは、強気と弱気が入り乱れて、上にも下にも行くことができない膠着状態のときです。それでは、どのような相場局面で保合いが出るのかをチャートで眺めてみますと、大きく分けて、(1)底値圏での保合い。(2)中段での保合い。(3)高値圏での保合い。の3場面があるといえます。

 底値圏では景気が悪いなどの理由で下げてきた相場が下げなくなった時です。この局面では依然として景気指標などが悪く、多くの人が弱気に傾いています。しかし、弱気の多い割に相場が下げなくなったことは、売る人がかなり売り切ったからです。このような局面では、『相場は相場に聞け』という格言が役立ちますので思い出してください。

 中段での保合いでは、底値圏から上昇してきた相場の上値が重くなることですが、このようなケースは安値から3割ていど上昇したときが多いようです。

 そして、高値圏での保合いは、相場が安値から2倍ていど上昇したときにみられます。経済、企業業績などのファンダメンタルズは良いのですが、投資家に「もういいだろう」という心理が芽生え、利益確定売りを出したり、カラ売りも顕著になってきます。

 このように、どの局面であれ保合い相場では、強気と弱気の見方も一理ある状態になって動きが止まってしまいます。このような保合い相場で、「大きな陽線・陰線」の足が出現したら、陽線なら強気、陰線なら弱気の姿勢をとることがいいと教えているのです。この場合、どのくらいを大きな陽線、陰線というかの決まりはありません。日経平均でも個別銘柄でも、それまでのチャートを振り返って眺めて、明らかにそれまでと違う大きな陽線、陰線が出た場合です。

 ここで気をつけなくてはいけないのは、小さな陽線、陰線で保合いを放れたケースです。保合いを放れたとみせて、天井や底値となるケースが目立つからです。景気動向が大きな影響をおよぼす企業経営においても、保合いは悩ましい局面で、この見極めいかんによって業績を左右します。
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