2017年03月02日

素人がプロに勝てるのは時間である

【過去の記事を紹介=2004-12-21 11:40】

 株式市場でプロという時は、主として株式売買益で収入を稼いでいる方々をいいます。年金、投資信託の運用、あるいはディーラーと呼ばれる人達がプロに当ります。現在ではすっかり影をひそめましたが、ひと昔前までは、特定の銘柄を大きな相場に育て上げる、いわゆる仕手集団の長と呼ばれる人が相場のプロとして、一種のあこがれをもってみられていました。こうした相場のプロと呼ばれる人たちに求められるのは、「いつまでに、いくら儲けさせるか、いくら運用益を上げるか」というノルマです。投資信託、年金資金などの運用は期間が1年や数年など差はありますが、ある一定期間に年率5%とか10%の運用成果を上げなくてはいけません。とくに、今、話題のディーラーの中でも歩合ディーラーと呼ばれる人たちは、その日その日にかなりの成果を出さなくてはクビになってしまいます。証券会社の営業体でも、歩合セールスマンはもちろんですが、社員営業でも手数料ノルマがあるということでは株のプロに入るでしょう。。株式市場では年金、投信などの規模の大きい資金を運用する投資家のことを一般的には機関投資家といいますが、期間ノルマがあることから、彼らのことを「期間投資家」といって別の呼び方をしています。当然、こうしたプロの運用者に求められるのは高い報酬の変わりに不成績なら即、クビという厳しい現実が待ち構えていることです。

 この点、個人は期間ノルマがありませんので有利です。だからといって儲けなくていいいということではもちろんありませんで、経済や景気、そして銘柄の研究は大切です。とくに、プロに比べ個人投資家は情報量や情報装備ではかなわないのですから、個人の強さである銘柄絞り掘り下げて研究し、買うタイミングもチャートをよく見て腰を据えて取り組み、その上で「儲かるまでは売らない」という気持ちが大切です。どの世界でもそうですが、プロと素人では初めから勝負にならないのですから、プロの厳しい期間ノルマという弱点を知り、時間ノルマのない個人の強さを発揮することが、素人がプロに勝てる唯一の方法ではないでしょうか。

posted by 相場格言 at 09:00 | 相場格言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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