2017年02月28日

女の子が生まれたら桐を植えるがごとく株を買え

【過去の記事を紹介=2004-12-20 11:36】

 日本で有数の桐の産地である会津地方では、娘が生まれたら桐を植えるといわれます。木のなかでも桐は10年から15年程度で大きくなり成長が比較的早いため、娘が嫁入りする時に桐で作った箪笥を嫁入り道具に持たせるという親の思いです。桐は材質が均一で変形し難く、精密な作りができるうえ湿気に強いため箪笥には桐がいちばんで今でも高価なものです。株式投資においてもこれくらいのゆったりした気持ちで、子供の将来を思いやることが大切であるというよき時代の教えです。

 今日なら、娘さんでなくても息子さんが生まれたら、将来の学資のために株を買うのもいいと思います。桐が成長する15年といえば、子供が高校生になる頃で学費がかかり始めます。金利の高かった以前なら、学資貯金などでよかったのですが、低金利の今は殖やすことはできません。やはり株ということになります。東京証券取引所の調べによる配当金収入と値上がりなどを含めた「株式投資収益率」は1994年から2003年までの過去10年間の平均で約3%です。この間、バブル崩壊後2000年から2002年までは17.5〜24.9%のマイナスとなるなど厳しい環境だったにもかかわらずプラス成果だったことは株の持つ魅力です。

 ただ、昭和40年代(1970年代)までの高度成長時代は、どの時点で買っても成果は大きかったのですが、成熟社会の今日では難しくなっているのも事実です。必ずしも長期投資がよいとはいえなくなっているのです。この原因の1つに新製品の寿命が短くなっていることがあります。過去、VTRが登場した頃には、普及率が高まるまで時間がかかったため、関連銘柄の人気が12年程度続きました。現在は、携帯電話の早い普及にみられるように新製品の命は非常に短くなっていますので長期保有はできません。また、極端な例では上場廃止となる西部鉄道を15年前の1989年に8000円で買っていたら現在20分の1に値下がりしています。

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2017年02月25日

我れ 動かざる銘柄には関心なし

ware1.jpg 我れとは、配当ではなく値上り益狙いの投資家で、しかも、短期売買を得意とする相場巧者と思ってよいでしょう。彼らは、まさにアメリカ型の狩猟民族的な狩に長けている勝負勘の鋭い投資家です。当然ですが、いくら内容が良くても動かない銘柄にはまったくと言ってよいほど関心を示しません。1日、あるいは3日でどれだけの値幅で動くかが狙いどころです。

 日本は農耕民族の遺伝子を持ち、春、田植えをして秋に収穫というじっくり型が主流です。このため、短期売買に対してはパチンコと同じとの批判も根強くあります。しかし、終身雇用制度や大家族制度は消え、年金も満足に貰えるかどうか分からず、グローバル化で競争は激しさを増す一方です。農耕型だけでは生き難い社会です。

 もちろん、日本の良さである、「待つ」ということは決して恥ずべきことではなく、誇るべきことですが、ただ漫然と待つということではなく、積極的な取組の上で待つということが大切のようです。社会も会社も進んでは何もしてくれません。短期売買を否定したら、今のマーケットは出来高がガタ減りとなって、場合によっては死に体のマーケットになってしまう心配さえあります。「待つ美学」と、「動く美学」をめぐって日本の姿が問われているようです。
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2017年02月21日

電気が消えるとお化けが出る

【過去の記事を紹介=2004-12-17 11:41】

 戦後の電力事情があまりよくないころは電気がよく消えたもです。このため、ローソクは手放せないものでしたが、ローソクの灯かりに映し出された影がお化けのように恐かったものです。株式市場においても、かつての株式立会い場で電気が消えたりするとお化けが出るくらい淋しくなるということですが、実は、日本を代表する産業に引っ掛けた言葉です。

 株式市場において「電気」とは、ずばりソニーや松下電器、シャープなどのエレクトロニクス株のことです。電気が消えるとは、こうしたエレクトロニクス株が天井を打って下げに転じることを指しています。そして、エレクトロニクス株に代わって動くようになるのが、お化け、即ち、「化学株」というわけです。さらに、化学株の中から絞り込みますと医薬品株に行き着ます。日本を代表するリーデイング産業であるエレクトロニクスに匹敵する高付加価値産業はファインケミカル(精密化学)と呼ばれる「医薬品」ということになるのです。したがって、「エレクトロニクス株がだめになると(電気が消える)と、お化けである医薬品株が動く」という教えになっています。これは、現在でも株式投資において相場の流れを見るうえでけっこう役立つ言葉だろうと思います。

 要点としては、@エレクトロニクス株が全体相場に与える影響は大きく、特にその中でもソニー株が日経平均(昔は東証修正平均)の動きに大きく作用する、Aしたがって、ソニー株などエレクトロニクス株が下げる(電気が消える)と日経平均も下げるのでエレクトロニクスが天井打ちしたら全体相場に活力がなくなる、Bエレクトロニクス株が天井打ちしたあとの相場では個別物色の相場となるが、とくにその場合、エレクトロニクスは代表的な輸出株であり、その対角線にあるのは内需株であるからエレクトロニクス株がだめになれば内需株が動く、C内需株のなかでもエレクトロニクス株に匹敵するのは医薬品株である、といった見方や活用ができるでしょう。実際、ソニー株は2000年2月に高値3万3250円をつけていますが、代表的な薬品株のひとつである三共は同じ年の1月に2020円の安値をつけています。最近は、ソニー株の低迷と同時に三共株が下値切上げとなっています。
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2017年02月18日

ビジネスも株投資も時間を味方とすべし

biz1.jpg 誰にも平等な時間ですが、同時に誰にも容赦なく過ぎていきます。今、良いと思うビジネス、今、良いと思う銘柄であっても次の瞬間、姿、形を変えてしまうものです。とくに、企業では規模の大きい額の設備投資や個人投資家のまとまった株投資は、時間を味方にしないで敵に回すと、企業なら経営不安、投資なら大損の恐れさえあります。

 数日先なら今の時間の流れが続くとみていいでしょうが、年単位での時間経過となれば延長線上的な発想思では時間は味方になってくれません。とくに、株投資では今、優秀な銘柄であっても時間の経過の中で数年先には劣化している可能性があります。もちろん、その逆で今、悪くても数年先には変身の可能性はあります。成熟経済の下での株投資は自分の持ち時間と照らし合わせて期間を設定しその時間を味方にすることが大切といえるでしょう。
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2017年02月16日

半値八掛け二割引で底が入る

【過去の記事を紹介=2004-12-16 11:42】

 高値をつけた相場が下げてきた場合に下値のめどとして使われる言葉です。一般的に下値のめどとしてよく使われるのは、格言にもある『3割高下に向かえ』といわれるように高値から3割程度下げてきた時、あるいは上げ幅の3分の1押しや上げ幅の半値押しなどがあります。

 たとえば、ある銘柄が3000円から上げ始め高値10000円まで買われたあと下げに転じてきた時には、『3割高下…』では高値に対し30%下げの7000円が下値のめどになります。一方、上げ幅に対しては、ここでは3000円から10000円まで7000円上げに対し3分の1押しでは、7000円÷3=2333円下げたところ、つまり7667円が下値のめどになり、上げ幅の半値押しでは6500円がめどになります。通常の調整ではこうした値段が下値のめどとして実践的に使われ、実際にそうした値段で押し目買いを入れる投資家が多いのです。

 しかし、とくに、『半値八掛け…』が有名となっているのは、言葉の響きが印象的なことも理由としてありますが、押し目買いを入れたもののいっこうに下げ止まらないことから、半ばやけっぱち的な気持ちも含まれています。その謂(いわ)れは、大阪の薬の街・道修町で、「薬九層倍」といわれる言葉があり、原価の9倍くらいの非常に高い値段がついていたといわれることから、値切る時に、最初は半値、そしてさらにその8掛け、最後はその2割引まで、つまり最初の値段の3分の1くらいまで値切るのに使われたといわれています。仮に、株価が高値10000円をつけて下げてきた場合ですと3200円が下値のめどとなるのです。
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2017年02月14日

卵はひとつの籠に盛るな

【過去の記事を紹介=2004-12-13 11:43】

 イギリスの有名な格言で、日本でもよく使われています。今さら説明の必要がない言葉ですが、改めて言えば、卵は壊れやすいので鶏小屋から卵を運んで来る時はひとつの籠にたくさん入れてはいけないという教えです。卵をお金に置き換えて、ひとつのものにまとめて投資すると危険なので、分散投資が大切であるという教えとなっています。

 日本では預貯金・土地・株式の3つに分散して投資する「財産3分法」が有名です。デフレの時は現金の価値が高まりますが、反対にインフレになったら預貯金は弱く、株や土地が有利であることはいうまでもありません。また、商品に対する分散投資だけでなく、経済の成長性や政治の安定性などを加味したうえで地域、国別の分散投資も大切なところです。とくに、東西冷戦の終結した今日、世界を駆け巡る資金の「ヘッジファンド」はこの地域分散投資を基本としています。

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2017年02月11日

個人投資家は人を頼りにするな

個人投資家は人を頼りにするな 言うまでもなく、今は、自己責任の時代です。言葉が中心の世界なら、断定さえしなければ、政治家のように、白を黒、黒を白と言い換えたり、都合の悪いことは知らなかったで押し通すこともできるでしょう。しかし、株の売り・買いでは、契約は実行されなくてはいけません。商品ならクリーンオフ期間もあります。株の世界では売り、買いの約束をしたら絶対に守らなくてはいけません。

 したがって、大切となるのは判断力です。難しいことではありません。株では、「ウリ・カイ・ミオクリ」の3通りしかありません。昔は、証券会社は良き相談相手でした。時には、断定に近い言い方もしてくれたものです。今は証券会社に期待してはいけません。とくに、取引額が1億円以下の投資家は相手にしてくれないと思ったほうがよいでしょう。アナリストがいるではないか、という思いもあるでしょう。しかし、彼らもビジネスです。調査レポートは大口の投資家を優先するはずです。しかも、プロでない小口投資家には証券会社の説明責任が厳しく求められます。

 小口投資家は手数料が少ない上に、説明責任だけが強く求められるから、証券会社にはコスト的にも割りに合いません。小口投資家はネット取引でどうぞ、ということです。証券会社にとって、小口投資家は相手にできない存在となっているのです。もっとも、良い点もあります。昔は、個人投資家を巻き込んで、大量推奨販売方式で、高値圏で買わせる動きが目立ちました。このため、大きい相場の後には、損をした個人投資家が取り残されたのです。現在は、この点がなくなったことは大いに評価できます。

 繰り返しますが、株はウリ・カイ・ミオクリの3通りです。自分で学び研究して判断する。この判断のプロセスを体得すれば、社会生活のいろいろな判断を求められる場面で役立つと思います。人の意見はヒントとしても、最終判断のところは人に頼ってはいけません。これまで、われわれ日本人は、「寄らば大樹の影」式で、人に頼るクセがありました。株投資は国際社会で生きて行くためのよい訓練の場にもなることと思います。

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2017年02月09日

女房を質に入れてでも株を買え

【過去の記事を紹介=2004-12-09 11:37】

 昔の人は、いくら亭主関白だったとはいえ、なんともおだやかでないことを口走っていたものです。もちろん、いまどき、こんなことを言ったら訴えられてしまうでしょうし、それどころか、質に入れる前に亭主のほうが放り出されてしまうのではないでしょうか。

 この言葉では、「女房は…」ではなく、「女房を…」と言っているところがポイントです。「女房は」と表現したのでは、株を売り買いする時はいつも女房を質に入れる印象となってしまいます。それを、「女房を」と言っていることで、大事な奥さんを担保に差し出して、お金を借りてでも株を買う絶好の時がある、という昔の相場師の強い意思が表れているからです。

 現在は女房を質に入れることはできないとしても、儲かりそうだという時はどのような時でしょうか。大きく分けて大体2つのケースが考えられます。1つは需給関係が好転する時、もうひとつは社会的な構造変化が起きている時です。まず、需給関係では、長い下落相場が続いたものの徐々に下値が固まり、悪い材料が出ても下げなくなった相場では売り飽き気分が台頭します。このような時には、ちょっとした明るい材料にも敏感に反応して株価は急伸します。チャートを日々、観察している人は、「株が上がりたがっている」ということをよく口にします。とくに、業績が悪くないのに下落した相場が底値を這うようになったら買いを考えるときです。たとえば、今年4月に2100円の高値をつけたシャープは液晶の市況が悪くなりそうだということで業績がよいにもかかわらず下げました。8月に1446円の安値をつけたあとは市況悪化の予測にも響かなくなり1500円前後で横ばいに推移、9月末には一気に1600円まで急伸しました。一方、社会的な構造変化では少子高齢化など人口面、間接金融から直接金融への移行で種々の優遇措置など制度面の変化、政府部門から企業部門への主役交代による規制緩和、あるいはアナログからデジタルへの移行による電気製品の変化など従来にない新しいものの登場があります。とくに、売ったり買ったりを頻繁にやらない投資家にとっては、構造変化は大きな儲けのチャンスです。

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2017年02月07日

株買いの究極は戦争かインフレ

【過去の記事を紹介=2004-12-08 11:32】

 戦争とインフレは企業の製品価格を上昇させることから、このうえない買い材料であるという教えですが、インフレのツケの大きいことや戦争の悲惨さを考えるとあって欲しくないことです。しかし、世界にはチャンスがあれば物の価格を吊り上げて儲けようと企んでいる連中のいることも否定できません。

 株式に投資する時の一番大きい材料は業績です。業績とは企業が、技術、人材、ノレン、資金、情報など持てる力を最大限に駆使して、効率よく売上げと利益を上げることです。業績が上向けば、配当金の増えることが期待され、投資家はインカムゲイン(配当金収入)を手にすることができますし、同時に1株利益がアップして投資尺度であるPER(株価収益率・倍=株価÷1株利益)から買い余地が高まり、キャピタルゲイン(値上り益)が期待できます。

 しかし、今日の社会は激しい競争に加え、戦後と違って物が余っている豊かな時代ですから、企業はそう簡単に売上げを増やすことは難しい状況です。売上を分解してみますと、「数量」×「単価」から成り立っています。数量の身近な例が人口です。少子高齢化で日本の人口は高齢化が急速に進むと同時に人口そのものが、まもなくピークアウトから減少に転じ、あと80年もすれば日本の人口は7000万人程度に大幅に減少するといわれています。1人に1ヶついている胃袋の数が減るわけです。極論すれば、消費高とは「胃袋の数」×「購買平均単価」ですから、胃袋に関係した飲食関係だけでなく、自動車や住宅マンション、衣類、旅行、教育、娯楽などありとあらゆるものが数量の落ち込みの影響を受けます。しかも、年配者が増えると一回当りの消費量もダウンします。企業は数量に期待が持てないなら、単価アップを図ろうとします。1つは新製品投入によって、今までより高い値段で売ることを考えようとしますし、もう1つは同じ業界同士の合併によって競争を排し価格アップを図ろうとします。最近の鉄鋼業界の統合などにみることができます。

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2017年02月04日

山登りは山を知り 相場もスケールを知る

■山登りは山を知り 相場もスケールを知る

山登りは山を知り 相場もスケールを知る 気象予報士で山岳ツアーガイドでもある村山貢司氏に登山で大切なことは何ですかと尋ねると、「その山に適した装備で臨むことです。それと、株式相場にも通じるかもしれませんが、自分の好きな山に四季折々に登ることを勧めます」と教えてもらった。

 馴染みのある山なら標高などはもちろん、景色のよいところ、そして危険な箇所も分かっている。投資においても同じ銘柄を幾度も売買していれば業績のくせ、株価のクセは肌感覚で捉えることができているはずです。ただ、もっとも大切なことは、年初とか年央といったフシ目では、向こう半年先くらいまでの相場のスケールを描いてみることです。

 山に登る場合、なによりも山の高さを知って装備を整える如くです。(1)日経平均、TOPIXのここから半年先の上昇率、(2)売買代金の規模、(3)山の季節感ともいえる相場のテーマ性など、相場全体の姿・イメージを描いて投資に臨むことが大切です。相場全体のスケールを予測しておけば投資に臨んで無理をしないで対応できるのではないかと思います。
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