2017年02月25日

我れ 動かざる銘柄には関心なし

ware1.jpg 我れとは、配当ではなく値上り益狙いの投資家で、しかも、短期売買を得意とする相場巧者と思ってよいでしょう。彼らは、まさにアメリカ型の狩猟民族的な狩に長けている勝負勘の鋭い投資家です。当然ですが、いくら内容が良くても動かない銘柄にはまったくと言ってよいほど関心を示しません。1日、あるいは3日でどれだけの値幅で動くかが狙いどころです。

 日本は農耕民族の遺伝子を持ち、春、田植えをして秋に収穫というじっくり型が主流です。このため、短期売買に対してはパチンコと同じとの批判も根強くあります。しかし、終身雇用制度や大家族制度は消え、年金も満足に貰えるかどうか分からず、グローバル化で競争は激しさを増す一方です。農耕型だけでは生き難い社会です。

 もちろん、日本の良さである、「待つ」ということは決して恥ずべきことではなく、誇るべきことですが、ただ漫然と待つということではなく、積極的な取組の上で待つということが大切のようです。社会も会社も進んでは何もしてくれません。短期売買を否定したら、今のマーケットは出来高がガタ減りとなって、場合によっては死に体のマーケットになってしまう心配さえあります。「待つ美学」と、「動く美学」をめぐって日本の姿が問われているようです。
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2017年02月21日

電気が消えるとお化けが出る

【過去の記事を紹介=2004-12-17 11:41】

 戦後の電力事情があまりよくないころは電気がよく消えたもです。このため、ローソクは手放せないものでしたが、ローソクの灯かりに映し出された影がお化けのように恐かったものです。株式市場においても、かつての株式立会い場で電気が消えたりするとお化けが出るくらい淋しくなるということですが、実は、日本を代表する産業に引っ掛けた言葉です。

 株式市場において「電気」とは、ずばりソニーや松下電器、シャープなどのエレクトロニクス株のことです。電気が消えるとは、こうしたエレクトロニクス株が天井を打って下げに転じることを指しています。そして、エレクトロニクス株に代わって動くようになるのが、お化け、即ち、「化学株」というわけです。さらに、化学株の中から絞り込みますと医薬品株に行き着ます。日本を代表するリーデイング産業であるエレクトロニクスに匹敵する高付加価値産業はファインケミカル(精密化学)と呼ばれる「医薬品」ということになるのです。したがって、「エレクトロニクス株がだめになると(電気が消える)と、お化けである医薬品株が動く」という教えになっています。これは、現在でも株式投資において相場の流れを見るうえでけっこう役立つ言葉だろうと思います。

 要点としては、@エレクトロニクス株が全体相場に与える影響は大きく、特にその中でもソニー株が日経平均(昔は東証修正平均)の動きに大きく作用する、Aしたがって、ソニー株などエレクトロニクス株が下げる(電気が消える)と日経平均も下げるのでエレクトロニクスが天井打ちしたら全体相場に活力がなくなる、Bエレクトロニクス株が天井打ちしたあとの相場では個別物色の相場となるが、とくにその場合、エレクトロニクスは代表的な輸出株であり、その対角線にあるのは内需株であるからエレクトロニクス株がだめになれば内需株が動く、C内需株のなかでもエレクトロニクス株に匹敵するのは医薬品株である、といった見方や活用ができるでしょう。実際、ソニー株は2000年2月に高値3万3250円をつけていますが、代表的な薬品株のひとつである三共は同じ年の1月に2020円の安値をつけています。最近は、ソニー株の低迷と同時に三共株が下値切上げとなっています。
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2017年02月18日

ビジネスも株投資も時間を味方とすべし

biz1.jpg 誰にも平等な時間ですが、同時に誰にも容赦なく過ぎていきます。今、良いと思うビジネス、今、良いと思う銘柄であっても次の瞬間、姿、形を変えてしまうものです。とくに、企業では規模の大きい額の設備投資や個人投資家のまとまった株投資は、時間を味方にしないで敵に回すと、企業なら経営不安、投資なら大損の恐れさえあります。

 数日先なら今の時間の流れが続くとみていいでしょうが、年単位での時間経過となれば延長線上的な発想思では時間は味方になってくれません。とくに、株投資では今、優秀な銘柄であっても時間の経過の中で数年先には劣化している可能性があります。もちろん、その逆で今、悪くても数年先には変身の可能性はあります。成熟経済の下での株投資は自分の持ち時間と照らし合わせて期間を設定しその時間を味方にすることが大切といえるでしょう。
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2017年02月16日

半値八掛け二割引で底が入る

【過去の記事を紹介=2004-12-16 11:42】

 高値をつけた相場が下げてきた場合に下値のめどとして使われる言葉です。一般的に下値のめどとしてよく使われるのは、格言にもある『3割高下に向かえ』といわれるように高値から3割程度下げてきた時、あるいは上げ幅の3分の1押しや上げ幅の半値押しなどがあります。

 たとえば、ある銘柄が3000円から上げ始め高値10000円まで買われたあと下げに転じてきた時には、『3割高下…』では高値に対し30%下げの7000円が下値のめどになります。一方、上げ幅に対しては、ここでは3000円から10000円まで7000円上げに対し3分の1押しでは、7000円÷3=2333円下げたところ、つまり7667円が下値のめどになり、上げ幅の半値押しでは6500円がめどになります。通常の調整ではこうした値段が下値のめどとして実践的に使われ、実際にそうした値段で押し目買いを入れる投資家が多いのです。

 しかし、とくに、『半値八掛け…』が有名となっているのは、言葉の響きが印象的なことも理由としてありますが、押し目買いを入れたもののいっこうに下げ止まらないことから、半ばやけっぱち的な気持ちも含まれています。その謂(いわ)れは、大阪の薬の街・道修町で、「薬九層倍」といわれる言葉があり、原価の9倍くらいの非常に高い値段がついていたといわれることから、値切る時に、最初は半値、そしてさらにその8掛け、最後はその2割引まで、つまり最初の値段の3分の1くらいまで値切るのに使われたといわれています。仮に、株価が高値10000円をつけて下げてきた場合ですと3200円が下値のめどとなるのです。
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2017年02月14日

卵はひとつの籠に盛るな

【過去の記事を紹介=2004-12-13 11:43】

 イギリスの有名な格言で、日本でもよく使われています。今さら説明の必要がない言葉ですが、改めて言えば、卵は壊れやすいので鶏小屋から卵を運んで来る時はひとつの籠にたくさん入れてはいけないという教えです。卵をお金に置き換えて、ひとつのものにまとめて投資すると危険なので、分散投資が大切であるという教えとなっています。

 日本では預貯金・土地・株式の3つに分散して投資する「財産3分法」が有名です。デフレの時は現金の価値が高まりますが、反対にインフレになったら預貯金は弱く、株や土地が有利であることはいうまでもありません。また、商品に対する分散投資だけでなく、経済の成長性や政治の安定性などを加味したうえで地域、国別の分散投資も大切なところです。とくに、東西冷戦の終結した今日、世界を駆け巡る資金の「ヘッジファンド」はこの地域分散投資を基本としています。

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